長谷川NHK経営委員の受信料支払い拒否
2014年02月27日付毎日新聞の記事によると下記の通り。
【引用開始】
NHKの経営を監督する経営委員の長谷川三千子・埼玉大名誉教授(67)が委員就任前の2005年に、受信料支払いを拒否する意向の手紙を月刊誌のコラム執筆者に寄せていたことが、26日分かった。誌面では、放送内容への不満から支払いを実際に拒否した経過が、手紙の文面を直接引用する形で紹介された。
放送法は64条で、NHK放送を見ることができる受信設備を設置した者に受信契約の締結を義務づけている。契約者はNHKとの受信規約で支払い義務が生じるが、罰則規定はない。NHKは法的手続きによる支払い督促を実施している。
長谷川氏は毎日新聞の取材に「未納は2カ月間で、その後、支払った。支払いの保留をあたかも視聴者の権利のごとく考えていたのは、完全に私の無知によるものだ」と釈明した。
手紙は、月刊誌「正論」(05年7月号)の元大学教授(故人)が執筆したコラム「NHKウオッチング」で2通紹介された。
それによると、NHKが05年3月28日に放送した「『クローズアップ現代』 国旗国歌・卒業式で何が起きているのか」について「本当に酷(ひど)うございましたね。私も生まれて初めてNHKに抗議電話をしようといたしましたらば、すでに回線がパンク状態でございました。ちやうど自動振替が切れましたので、NHKが回心するまで不払ひをつづけるつもりでをります」と旧仮名遣いで心境をつづった。
番組が、国旗・国歌の取り扱いを巡る東京都教育委員会と教職員の“対立”を印象づけたとして、都教委側がNHKに抗議し、NHK側は「公平、公正な番組内容」と反論した。これを受けて、長谷川氏は2通目の手紙で「受信料支払ひはまだまだ先のことになりさうでございます」とNHKの対応に不満を示した。
昨年12月に経営委員に就任した長谷川氏は、不払いを助長しかねない当時の考えに関して「支払い義務を委員になって初めて知った。世の中には、かつての私のような思い違いをしている人が多いかと思いますので、このことは声を大にして、深い反省と共に申し上げたい」と話した。
【引用終り】
長谷川三千子NHK経営委員が過去にNHK受信料の支払いを拒否したことがあるという記事だ。
本人の説明では支払い留保としているが、手紙では不払いを明言しているのでこれは「拒否」が妥当だろう。期間が2か月だったという説明だが、別のメディアには4か月と語っている。
長谷川氏が受信料支払い拒否したことがあった点はなんら問題ない。私だってあの品性下劣な籾井勝人が会長を務めているNHKなぞに受信料を払いたくない。出来ればいま直ぐにでも拒否したいくらいだ。
過去にNHKの報道姿勢に疑問を持ち、受信料の支払いを拒否しようとしたことがあるが、手続きが煩雑なうえに今の法律では受信契約を解除することが不可能に近いことが分かり断念した経緯がある。
彼女がNHK受信料支払いの拒否という「前科」があるなら、経営委員なぞ就任すべきではなかった。仮に引き受けるにしても、就任時に過去の言動との整合性を説明すべき義務があった。
長谷川氏の「支払い義務を委員になって初めて知った」という説明には驚くしかない。受信料の徴収はそれこそNHK経営問題の根幹ではないか。それを「初めて知った」と言い切る神経が分からない。
少なくとも2005年にNHKに対し受信料不払いを通告した時に、NHK側から説明があった筈だ。
嘘をついているのか、シラを切っているのか。
いずれにしろ経営委員としては相応しくない人物だ。
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まったくです。現人神もお許しにならないでしょう。
投稿: 佐平次 | 2014/03/01 11:25
佐平次様
この長谷川という経営委員、なぜ今まで黙っていたんでだろう。バレないと思っていたんでしょうか。哲学者だか何だか知らないが、学者の風上にも置けぬ。
投稿: HOME-(ほめ・く) | 2014/03/01 19:57