「芸協らくごまつり」(2014/5/6)
第25回大演芸まつり「芸協らくごまつり」
日時/2014年5月6日13時
会場/国立演芸場
< 出演者 >
瀧川鯉ん『ん廻し』
桂米多朗『粗忽長屋』
ナイツ『漫才』
*春風亭昇太『ストレスの海』
*三遊亭小遊三『悋気の火の玉』
~仲入り~
『口上』三遊亭金馬・日本演芸家連合会長ほか
三遊亭遊之介『蝦蟇の油』
春風亭柳好『のっぺらぼう』
江戸家まねき猫『動物ものまね』
桂米助『ラーメン屋』
(*印:桂歌丸の代演)
毎年、国立演芸場のて5月1日より10日間、「日本演芸家連合」主催「大演芸まつり」が開かれ、6日は落語芸術協会「芸協らくごまつり」が行われた。
「芸協らくごまつり」は秋にファンとの交流会として芸協が毎年行っているが、その活動資金としてこの会が持たれているとのこと。出演者は全て出演料タダだそうで若手はまつり実行委員のメンバーとある。
当初の予定は仲入りが歌丸だったが休演、代演は小遊三と発表されていたが昇太がサプライズ出演、会場はヤンヤの大喝采だった。
当方のお目当ては漫才のナイツ、ボケとツッコミの役割が明確な本格派の「しゃべくり漫才」だ。期待通り面白かった。時事ネタが中心だが、ツッコミ役の「間」のタイミングが良く、かつての「リーガル千太・万吉」を思わせる。笑いの主体はボケの塙宣之だが、土屋伸之のツッコミ技術は若手漫才界のトップレベルだ。
ネタの中の昇太『ストレスの海』は新作でストーリーは。
いつもストレスに注意をはらって生活する妻が、夫のストレスが溜まっていないか気にして居眠りする旦那にいたずらをし起こす。怒る夫に妻はストレスのせいだと言い、ストレス解消法として海に行くことになる。渋る夫を無理に海辺に連れて行き、ゴムボートに乗って二人で沖にこぎ出す。
青い空白い雲波の音に癒される二人だが、ボートからシュー、という音、空気が抜けていたのだ。
場面は夫の葬儀に、弔問客に「どうして旦那さんは亡くなったんですか」と聞かれた妻は「ストレスです」。
前座の鯉んは元気があっていい。ミスのカバーも堂に入っていて伸びていきそうな感じがする。
芸協では今年89歳になる現役が二人いる。米丸と笑三だ。現役で最高齢の記録を塗り替えている。
口上で金馬がうっかり柳昇の名前を間違えて「亡くなった米丸さん」と言ってしまい、他の人から「米丸は元気です。危ないのは歌丸」と突っ込まれていた。
こういう会なので寸評はいいでしょう。
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コメント
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昇太は稀有な才能の持ち主。
新作の場合、若者用語のさむい感じが多いのですが、
例外的に客席をわかせてしまいます。
「私が毎朝何時に起きてると思ってるの!11時よ!どんだけ辛いか」
おせぇじゃないか。
こんなところで吹き出してしまいます。
投稿: 福 | 2014/05/08 06:30
福様
このネタはブラックユーモアなんですが、昇太が演じるとサラリとしてます。
柳昇を継げるとしたら、この人でしょう。
投稿: ほめ・く | 2014/05/08 09:41