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2014/07/31

キャラメルボックス『TRUTH』(2014/7/30)

「キャラメルボックス2014サマーツアー 『TRUTH』」
日時・2014年7月30日(水)14時
会場:サンシャイン劇場

脚本・演出:成井豊+真柴あずき
<  キャスト  >
弦次郎:畑中智行
鏡吾:大内厚雄
英之助:三浦剛
ふじ:岡内美喜子
山岡/月真和尚:筒井俊作
初音:実川貴美子
隼助:左東広之
三郎太:小多田直樹
虎太郎:鍛治本大樹
美緒:林貴子
帆平:武田浩二(アクションクラブ)

紹介に「演劇集団キャラメルボックスの代表作『TRUTH』が、7月26日、東京・サンシャイン劇場で開幕した。15年前に初演、9年前に再演され、延べ9万人動員した人気作の3回目の上演。劇団創立から29年の歴史のなかで、もっとも熱狂的に観客に受け入れられた作品」とあった。
この劇団の当り狂言ということなのだろう。

舞台は幕末の信州上田藩の江戸の藩邸。鳥羽伏見の戦いで幕府が破れ、もはや徳川幕府の敗色が濃くなってきた。あくまで幕府の味方を続けるのか、それとも官軍側に付き討幕に向かうのか、藩内の意見は真っ二つに分かれる。
京で幕府の命運が尽きる姿を目の当たりにしてきた藩士の弦次郎は仲間を説得し、藩が討幕に向かうよう画策することを誓い合う。
おりもおり、弦次郎は改造した鉄砲の暴発で聴力を失ってしまう。一方、倒幕の意見を具申していた家老が、幕府を支持する側近に謀られ切腹し、弦次郎の仲間たちは追い詰められる。
その側近らが幕府の中の開国側の中心人物である勝海舟を殺害しようとしている情報を得た弦次郎たちは、それを阻止するために側近の暗殺を決意するが・・・。

会場で女子高生たちの集団を見て、これは場違いなとこへ来てしまったと思ったが、予感通り場違いだった。芝居はどういう観客を対象にして演じるかで台本も演出も決まってしまう。
テーマは一口に言えば「幕末という激動の時代にあって、藩の行く末と日本の未来に向かって、それぞれが自身の誠の心(TRUTH)に従って突き進んで行く若者の群像」という事になるのだろう。
しかし舞台の役者たちが武士には見えず、現代の若者が着物を着て動いているとしか見えない。やたら大声で怒鳴りあったり、刀を抜いて斬り合ったりする場面が多く、上滑りしていてこちらに響くものがない。観客へのサービスなのか劇団の体質なのか分からないが、途中に挟まれるつまらないギャグも、舞台の流れをとめていたように思う。
劇中に音楽を流しているが、あれは大衆演劇の手法に倣ったのだろうか。

出演者はみな熱演だったし、お客の多くは楽しんでいたように見えたので、それはそれで良かったのかも知れない。
全てはこの芝居を観に行ったコチトラのチョイスが悪かったか。

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コメント

キャラメルボックスを見たのは10年以上も前だったかなあ。
がんばっているのですね。

投稿: 佐平次 | 2014/07/31 11:12

佐平次様
有名な劇団なので期待したのですが、私にはミスマッチだったようです。

投稿: ほめ・く | 2014/08/01 00:00

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