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2014/08/10

長崎市の思い出

長崎市へは一度しか行ったことがない。それも仕事で。今から十数年前になるが同僚の本間秀樹さんと一緒だった。前夜に長崎市に入り朝から仕事をして午後4時ごろに終了。帰りの飛行機は最終便をとっていたので、せっかくだからと爆心地周辺を歩きまわり、浦上天主堂も訪れた。
次に平和公園に行こうと彼を誘ったら「今日はきつくて、カンベンして下さい」と言う。夏の暑い盛りで炎天下を歩き続けたせいだ。
本間さんは私より10歳以上年下で頭の回転が速くバイタリティ溢れる男だったので、音を上げるなどというのは見たことがなかった。「身体の調子でも悪いの?」と訊いたら、ひと月先に病院に検査予約を入れているのだと言う。そうとは知らず連れ回してしまい悪いことをしたと謝った。
ひと月後に彼は検査で胆嚢ガンが発見され直ちに入院し手術したが、既に他の部位へ転移していて、数か月後には帰らぬ人となった。まだ40代前半の若さだった。
長崎の出張が本間さんとの最後の仕事となってしまった。
だから長崎市の映像を見るたびに本間さんの事が思い出される。

その長崎市では昨日平和祈念式典が開かれた。TV中継を観ていたが田上市長が平和宣言で集団的自衛権を念頭に、「その平和の原点が揺らいでいるのではないか、という不安と懸念が生まれている」と指摘していたことが印象に残った。同感。
これを受けた形で同日安倍首相は長崎市内で記者会見し「(集団的自衛権行使が)徴兵制につながるという風評を与える議論があるが、憲法違反が明確だ」と語ったとある。
その通りで現憲法では徴兵制は認められない。
だから自民党は改憲(中心は9条の改正)を党是とし、安倍首相は繰り返し安倍政権下で憲法改正を実現させることを明言しているのだ。
これから憲法を変えると主張している人物が「風評」呼ばわりするのは奇怪である。

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