【街角で出会った美女】セルビア編(1)
第二次世界大戦後の国際政治をザックリみると、アメリカとロシア(旧ソ連)との覇権争いの歴史であるといえましょう。分かりやすい例えでいうなら、オセロの石で白が米国、黒といいたいところですが赤をロシアにします。大戦直後は赤石が優勢で、東ヨーロッパから中央アジア、東アジアの国々が次々と赤石に代わりました。カリブ海にも赤石が一つ。
しかし1980年代の終わりごろから潮目が変わり、本家のソ連自体が体制崩壊し、色も赤からピンクがかってきます。同時に東欧諸国が雪崩をうつように白石に変わり、ロシア周辺でも赤石はほんの僅かとなりました。
ソ連を盟主とした軍事同盟のワルシャワ条約機構が崩壊し、今や欧州を制覇したのはアメリカを盟主とするNATO、北大西洋条約機構です。以前は加盟国の紛争のみに介入していたNATOですが、現在は加盟国以外の国や地域の紛争についても積極的に介入しています。目的はもちろん白石を増やすためです。
その影響をモロに受けたのが旧ユーゴスラビア諸国で、分裂した国で起きたボスニア紛争、コソボ紛争にNATOが介入し、その結果ロシアの影響力の強かったセルビアが悪者にされ空爆を受けました。西側の宣伝戦が功を奏したわけです。
かつては赤石だった旧ユーゴですが、今は全て白石に変わりました。
こうした成功例の上にたって、中国の封じ込めを狙ってNATOに日本とオーストラリアを加えようとする動きがあります。これに呼応するように安倍首相はNATOとの結びつきを強めています。
しかし、軍事同盟であるNATOに日本が参加することは憲法上の制約があります。そこで先ずは解釈を変更し集団的自衛権の行使に踏み出しました。
次の安倍政権の狙いは9条を改正し国軍を設立するにあると見ています。
防衛、自衛の名の下に、我が国はますます米国の戦略に組み込まれてつつあります。
山崎拓(自民党幹事長、防衛庁長官など歴任)の次の警鐘が現実味をおびて来ています。
「ある意味、米国は、老いぼれた警察官です。まだまだ世界の警察官として振る舞いたい気持ちはあるが、一方で国力低下、軍事費削減で中国から足元を見られている。そこで、この際日本の自衛隊を使おうと。老いぼれた警察官だから、連れて歩く警察犬が必要なんです。日本の自衛隊は警察犬になろうとしている。それに安倍は気づいていない。」
さて、セルビアでの旅でシャルガンエイト鉄道で出会った女子中学生を紹介します。
恐らく彼女たちにとって初めて見る日本人だったのでしょう。何となく仲良くなってお互いに写真を撮り合いました。美女揃いでツアーのオジサンたちは大喜び。6ヶ国をめぐる旅の最後の訪問国となったセルビアですが、男性陣はこれですっかり疲れが取れたようです。
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