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2014/09/08

日本が米国の「警察犬」になる日

月刊誌「選択」2014年7月号の「政界スキャン」という欄に、山崎拓のインタビューが載っている。ピンとこない人もいるかも知れないが、かつて小泉純一郎や加藤紘一と組んでYKKトリオと呼ばれた一人で、今は3人とも既に政界を引退しているが、山崎はいまだに派閥事務所を永田町に置いている。小泉政権下では自民党幹事長を務めた。国防族のドンと呼ばれ、冷戦後の安保・防衛問題を取り仕切ってきた人物だ。
その山崎が、現在の安倍政権の安全保障政策、特に解釈改憲による集団的自衛権行使の容認について、どのように感じているか興味があったので以下に紹介する。

【安倍自身は名誉欲でしょう。歴代政権でできなかったことを俺の力で認めるようにした。祖父が安保改定をやった。その孫なんだという自負心。それが何をもたらすかということを彼は深く考えない。つまり防衛政策の大転換になる。専守防衛をやめ、海外派兵を認める、ということです。派兵と従来の派遣とは大違いだ。】

これからの日本の外交安保政策がどう変わるかという点については。
【ある意味、米国は、老いぼれた警察官です。まだまだ世界の警察官として振る舞いたい気持ちはあるが、一方で国力低下、軍事費削減で中国から足元を見られている。そこで、この際日本の自衛隊を使おうと。老いぼれた警察官だから、連れて歩く警察犬が必要なんです。日本の自衛隊は警察犬になろうとしている。それに安倍は気づいていない。】
1966年に椎名悦三郎外相がアメリカの核抑止力について、「日本にとっては番犬のようなもの」と答弁したことがあった。米国を番犬として使いこなすのと、米国の番犬として奉仕するのでは天と地だ。

今後について、山崎はこう語っている。
【このことは日米安保条約の改定問題に直結する。なぜならば、日本が米国に対して基地提供する根拠は集団的自衛権を行使できなっからであって、普通に行使できるできるようになれば基地提供はしませんと同義だ。いずれ沖縄から基地提供の義務はなくなったという声が出てくるだろう。】
【安倍は日中戦争を辞せず、という構えではないか。少なくとも中国側は安倍の腹はそこだと見ている。ある意味、米国もそこを恐れている。だが、日本は絶対に勝たんですよ。鄧小平がいみじくも言っている。互いに一億人ずつ殺し合えば、日本人は一人もいなくなるが、中国には十三億人残ると。】

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コメント

安倍をはじめ戦後派の怖いのは反知性的なところです。

投稿: 佐平次 | 2014/09/08 10:39

佐平次様
その反知性的であることが人気の一つのようです。国会の論戦を見ても憲法学の本など読んだことがなさそうで、支持者の間ではそれを良しとする風潮があります。

投稿: ほめ・く | 2014/09/08 11:05

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