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2014/10/09

「江戸の四季」

以前、俗曲「京の四季」につてい書きましたが、「江戸の四季」という唄がありますので紹介します。
この唄は、2代目柳家紫朝(小菊姐さんの師匠)が6代目三遊亭圓生から教わったものだそうです。
歌詞に出て来る「海晏寺」は南品川にある曹洞宗の寺院で、江戸時代は桜の名所として浮世絵にも残されています。

大津絵『江戸の四季』

是はお江戸の四季の景 
花は上野か向島
暮れて艶めく色里の 
梅は名主か臥龍梅
堀切の花菖蒲 
関屋の里の幾重ね
菊は染井のお手細工 
夕陽に紅葉は海晏寺
不忍の池のほとりに雪見酒
待乳の山の夜の大雨
橋場今戸の朝けむり

もう一つ江戸の四季に因んだ唄で「縁かいな」を紹介します。こちらは寄席の音曲でもお馴染みですね。

『縁かいな』

花の盛りは向島
そぞろ歩きの人と人
おつな年増と思い差し
花がとりもつ縁かいな

夏の涼みは両国の
出船入船屋形船
揚がる流星 星くだり
玉屋がとりもつ縁かいな

秋の夜長をながながと
痴話が昂じて背と背
晴れて差し込む丸窓に
月がとりもつ縁かいな

冬の寒さに置きごたつ
屏風が恋の仲立ちで
つもる話は寝てとける
雪がとりもつ縁かいな

アーア、こういう唄にあるような「ご縁」はついぞ経験しなかったなぁ。

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