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2014/12/13

投票に行こう

近ごろ目立つのは自民党のTV広告だ。その度に安倍晋三の顔のアップが映し出されて、気分は悪くなるわ飯は不味くなるわ。腹が立つのはあの広告料というのは我々の税金から出ていることだ。冗談じゃない、自民党になんて1円の金も出したくないのに、計算では毎年自民党に100円ほど献金している勘定になる。こんな馬鹿げた法律がまかり通っている日本の政治、何とか変えなくてはいけない。第一、自分が支持していない政党に国家が強制的に献金させる制度は民主主主義とはあいいれず、思想信条の自由に反する。

増税するなら先ず国会議員が身を切るべきという議論があるが、その通りだ。その最も手っ取り早くかつ効果的なのは政党助成金(政党交付金)を廃止することだ。議員定数削減を主張している党もあるが、これが意外に効果が小さい。
政党助成金をなくせば年間320億円が削減できる。
一方、国会議員一人当たりにかかる費用というのは色々な計算方法があるが、ざっと一人年間7000万円ほどと思われる。
極端な例として衆議院議員をゼロにしてみても、削減できる金額は約332億円となる。
つまり政党助成金の廃止は衆議院の廃止に見合うほどの予算削減効果があるわけだ。
政党助成金はまた政治腐敗の温床にもなっている。助成金を受け取っておきながら消滅した政党は30を超える。だが返金した政党は皆無だそうだ。まるで助成金詐欺だが、捕まった人間は誰もいない。欠陥だらけの法律なのだ。

選挙になっても投票に行かない人が少なくない。気持ちは分かる。
本来は有権者は等しく一人1票のはずが、定数是正がいっこうに行われないため、住んでいる地域によってはこれが0.5票だったり0.3票だったりしている。参政権という基本さえ守られていない。
小選挙区制が導入されてから死票が増えた。何人立候補しても当選は一人だけだから、投票しても落選してしまう確率が高いのだ。
ムリヤリ定数1にしているため有権者の多い地域は細分化され、私のいる選挙区では区議会選挙より国会議員選挙の方が地域が狭い。
亡くなった土井たか子が晩年、自分が衆院議長の時に小選挙区制度を導入したことを悔いていたそうだが、後悔先に立たずだ。
今の選挙制度は、有権者が投票に行きたくなくなるようにしているとしか思えない。だからといって棄権したら、それこそ相手の思うツボだ。
棄権するということは現状を認めるということだ。
とにかく投票には行こう。投票しないことには何も変わらないのだから。

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コメント

何だか脱力感・無力感の朝です。

佐平次様
自民党自身が若干ですが議席を減らし、安倍政権応援団の次世代が大幅な後退になりました。最も嫌いな共産党が議席を伸ばしたことを考慮すれば、メディアが言うような与党大勝利という評価には違和感があります。

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