2015年1月アクセス数ランキング
2月1日未明にイスラム過激派組織「イスラム国」(IS)とみられる犯行グループが、後藤健二さんを殺害したとする動画が配信された。強い怒りを感じると共にご家族の気持ちを思うと胸が痛む。
今回の日本人人質事件は湯川遥菜さんに続き、後藤健二さんも殺害されるという最悪の結末を迎えてしまった。
今回の事件の発端は、湯川遥菜さんが民間軍事会社を立ち上げシリアに渡航したことに始まる。やがてISに捕えられ人質とされた。このことは昨年の夏の段階で政府は掌握していたにも拘らず手をこまねいているうちに、ジャーナリストである後藤健二さんが単身で救出に向かい彼もまたISに人質にされてしまう。この事実もまた政府は早くから把握していた。そして安倍首相の中東歴訪で例の「2億ドル支援」の表明があり、今回の事件とその結果につながったと見られる。安倍首相は支援はあくまで難民保護など人道的なものだと力説するが、これがイスラム諸国にどの程度まで伝わっていたのか疑問である。
こうした経緯を分析、検証して、どこに問題があったのかを明らかにすることが今後求められる。少なくとも今度は自衛隊を派遣して、といった様な短絡的な議論は避けるべきだろう。
さて、1月のアクセス数のTOP10は以下の通り。
1 鈴本演芸場二之席・夜(2015/1/13)
2 鈴本演芸場二之席・昼(2015/1/20)
3 【ツアーな人々】消えた添乗員
4 【ツアーな人々】当世海外買春事情
5 【街角で出会った美女】アルバニア編
6 NHKは「番宣」をやめろ
7 「雀々・菊之丞 二人会」(2015/1/22)
8 2014年「My演芸大賞」
9 桂文我の珍しい噺三席(2015/1/16)
10 四派の若手競演(2015/1/28)
10位までのうち寄席・落語会の記事が半数を占めた。
3,4位は常連で、なぜか当ブログのロングセラーになっている。
5位は1月にある民放TVでアルバニアを秘境と紹介した影響と見られる。TV番組の影響は大きい。
6位のNHKでの番宣批判については、紅白を中心として賛同される方が多かったようだ。NHKには公共放送の使命というものをもう一度考え直して欲しい。
この他、ランク外になったが、「古典芸能の入門書にも『桂吉坊がきく 藝』」「警察も検察もウソをつく!『殺人犯はそこにいる』」「スターリン粛清の背景をえぐる『スターリン秘史』」といった書評に予想以上のアクセスが集まった事は喜ばしい。
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昔の記事がいつまでもアクセスが多いのはどういうことなんでしょうか。不思議です。
テレビなどで取り上げられた人物の記事などが一時的に増えるのは分りますが。
投稿: 佐平次 | 2015/02/01 11:31
佐平次様
記事が読まれたり読まれなかったりする理由というのは、書き手にとっては良く分からない事ばかりです。恐らくはプロの文筆家でも同じ思いをしているのでしょう。
二つのロングセラーですがタイトルが良かったのか、あるいは他に似たテーマを採り上げたサイトが無いのかのいずれかだと想定しています。
投稿: ほめ・く | 2015/02/01 15:51