京都の桜2015
4月12-14日、2泊3日で京都の観桜にでかけました。今年は3月末に気温が上がり4月に入って雨が続いたため桜の開花期間が短かったようです。京都でもこの時期、ソメイヨシノはとっくに散っていて、目当ては枝垂桜でした。こちらも代表的な醍醐寺(秀吉が最後に花見を催した所)の枝垂桜も既に葉桜になっていました。おまけに12日だけは天気がもってくれましたが、13-14日は終日雨、それも大雨に近い降りだったので桜見物もままならぬ事となりました。
それでもいくつかの寺社では満開の桜を観ることができましたので、写真を紹介します。なお傘をさしたまま片手で撮影したものばかりなので、写りが良く無いことを予めお断りしておきます。
12日は洛東に向かい、銀閣寺から哲学の道を経て南禅寺まで歩くコースをとりました。銀閣寺の桜は完全に散っていましたが、哲学の道の桜は多少残っていました。
<哲学の道>
南禅寺も私が見た限りでは、咲いていた桜はこの1本だけだったようです。
<南禅寺>
この後、円山公園と八坂神社に行きましたが、桜はほとんで残っていません。でも円山公園では大勢の人が花見の宴を楽しんでいました。
夕方は鴨川、高瀬川周辺や新京極通りを散歩し、高瀬川に面した居酒屋で夕食です。
13日は朝から雨。午前中は洛西へ向かい、嵐山から嵯峨野を散策。こちらも桜は散っていて、天龍寺にも立ち寄ったのですが既に葉桜になっていました。
次に向かったのは大覚寺です。京都には20回以上来ていますが、未だに訪れた事がない寺社が沢山あり、この大覚寺も初めてでした。元は嵯峨天皇の離宮だった所で、空海を祖と仰ぐ真言宗大覚寺派の大本山であり、「いけばな嵯峨御流」の家元でもあります。宸殿や正寝殿など壮麗な伽藍を有する寺院で、五大堂からは庭湖である大沢池が一望できます。
宸殿の脇の枝垂桜が開花していました。
<大覚寺>
次は仁和寺で、樹高が低く白い花がつくので有名な「御室桜」の名所です。最盛期は過ぎていたようですが庭園一杯に咲き競う御室桜は壮観でした。この頃から雨脚が強くなりました。
<仁和寺>
石庭で知られる龍安寺では庭園に中央部付近の土塀の向こうに桜の木が1本植えられていて満開を迎えていました。石庭と桜の組み合わせはこの時期にしか見られない貴重なものです。
<龍安寺>
お馴染みの平安神宮ですが、今回神苑に初めて入場しました。苑内には多数の桜の木が植えられていて、外の喧騒とはまるで別世界。散り始めていた木が多かったのですが、最盛期の桜も何本か観られました。着物姿の女性が多かったのもこの神苑の特徴でした。
<平安神宮>
泊りは2泊とも大阪で、ミナミに出かけて夕食をと思っていましたが、妻が疲れて歩けないというので近くのコンビニでアルコールとツマミ、弁当を仕入れてホテルの室内でささやかな夕餉となりました。
14日も朝から雨で、午後からは土砂降りとなりました。
先ず洛北の上賀茂神社へ。鳥居をくぐって直ぐの所にある巨大な枝垂れ桜が満開でした。
<上賀茂神社>
東寺の庭園の桜も開花しているものが多く、最長の高さを誇る五重塔をバックに撮影。
<東寺>
次いで山科に向かい、これも初の勧修寺(かじゅううじ)へ。大半は散っていましたが、開花中の桜が1本だけありました。
<勧修寺>
最後の醍醐寺は楽しみにしていた入り口の大きな枝垂れ桜は完全に散っていて残念。
全体に桜の時期からは遅れていて満開の桜を観ることが出来なかったのと、天候に恵まれなかったのは不運でしたが、それでも春の京都を満喫してきました。
米国の旅行雑誌「トラベル+レジャー」が発表した2014年の世界の人気観光都市ランキングで、京都が初めて1位となったとのことです。当然の結果でしょう。京都を上回る観光地など世界のどこにも無いでしょうから。
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