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2015/07/25

【ツアーな人々】不快な自慢話し

人間は自慢するために生きているのか、と思えるほど団体ツアーに参加していると山のように聞かされるのが自慢話し。
「自慢高慢馬鹿のうち」という諺があるが、私は自慢話しが大嫌いで、普段はそういうヤツとは一切付きあわない。だから友人は例外なく「自虐性」のある連中だ(オット、これも自慢か?)。
でも団体ツアーのような場では嫌でも数日間は行動を共にせねばならないので、こうした話にも付きあわされる。
有名大学を出ていた、超一流企業に勤務していた、役員をしていた、海外駐在をしていた、会社を経営していた、などを実にさりげなくひけらかすのは男性に多い。現役時代の栄光が忘れられないのだ。そんなモノは捨てて旅行に来てるんじゃないのか。
こちらが感心したりするとツケアガルので、生返事しながら聞き流すことにしている。なかには大仰に「そうですか、それはスゴイですね」と相槌を打つ人もいて相手を喜ばせている。お前は幇間かと言いたくなる。
他には別荘を持ってる、子どもが海外勤務(又は留学)してるとか、こういう話題は女性に多い。
孫がいつもファーストクラスを利用していると自慢していた老婦人がいたが、そいつはよっぽど悪いことをしてるんだろう。
ツアーだからそれぞれの旅行の経験談を交わすのは当然のことだが、「ビジネスに一度乗ってしまうと、エコノミーになんか乗れませんわよね」なんて言われると、どうリアクションしていいか分からない。

近ごろ多いのは儲かったという話題。
世間では実質賃金が下がる続けてるし、年金の手取り額も年々減る一方だ。アンケートで「生活が苦しくなった」と回答した人が過去最高になったという報道もあった。
だが海外旅行に来ている人の中には「アベノミクス」の恩恵を受けている人もいるようで、株で儲かった、為替相場(FXかな?)で儲かったなどと自慢する人に頻繁に出会う。数百万円儲けたという人も珍しくなく、地元の税務署に通報してやろうかと思ってしまう。
本人たちは嬉しくて仕方なくしゃべるんだろうが、聞かされる方はあまり愉快じゃない。日々経済情報をチェックしてるらしく、朝から昨日の日経平均株価はいくらだったとか、1ドルが何円だったとか、そんな話題を振ってくる。それほど気になるなら、旅行なんぞに来ずに日本にいたらと言いたくなる。
イライラでずに、どうせ一期一会、短い間なんだから相手に合わせて和気藹々としていれば良いのだろうが、性格が悪いので我慢ができない。

定年過ぎれば誰もがノーサイド。世間の瑣事を忘れてリフレッシュするために旅行に来てるんだから、自慢話しは控えて欲しいものだ。

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コメント

いるなあ、日本にいる時でも。

佐平次様
いますねぇ。極力近づかないようにしてますけど。

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