【街角で出会った美女】ラトビア編
ソ連邦の時代には、連邦を構成する各国に対して生産物の分業が行われていました。ラトビアに対しては重工業、とりわけ武器の製造が割り振られていましたが、ラトビアがソ連から離脱した際にロシアの技術者は全員引き揚げて行きました。今では武器は売れなくなり、ラトビアの武器製造工場はほとんが廃工場となって、首都リガの周辺で無残な姿をさらしています。それに代わる有力な産業が育てられていない状況が続き、経済的にはバルト三国の中で最下位に位置しています。
近年、リガを中心に観光が盛んになり、経済も少しずつ上向きになっています。
リガはバルトの真珠、あるいはバルトのパリと呼ばれていて、旧市街を中心に中世のヨーロッパの街並みがそのまま残されています。特に建築物に興味のある方にはとても魅力的な街です。
6月3日にリガの市内観光をしたのですが、大統領府の前を通るとなにやら人垣が。この日が新大統領を選ぶ選挙の決選投票が行われていて、国営放送のクルーが来て中継をしていました。
この日に新大統領としてライモンツ・ヴェーヨニス氏が選ばれ、日本でも報道されていました。こういう場面に立ち会えるのも旅の楽しみのひとつです。
取材の中心には女性アナウンサーがいて、やはりこうした重要なニュースではベテランが起用されるようです。近づいてカメラを向けるとニッコリ笑顔を見せてくれました。
スィグルダという街の観光名所である13世紀に建てられたトゥライダ城の受け付けの女性です。民族衣装を着ていかにも清楚な感じです。
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