【ツアーな人々】機内で隣りの席に大きい人が
CNNニュースで、航空機内で隣の人があまりに大きく席からはみ出したので、客がほぼ「立ちっ放し」となる被害を受けたと報じている。
以下は記事の引用。
【米大手航空のUSエアウェイズのフライトで57歳の男性乗客が隣に座った体の大きい乗客に自席の半分を占領され、着陸までの7時間の間、ほぼ「立ちっ放し」となる被害を受けた。
米北西部アラスカ州のアンカレジ発、米東部フィラデルフィア行きの直行便で今年7月起きた出来事で、思わぬ災難に遭ったアーサー・バーコウイッツさんが消費者保護運動家のブログ上で明らかにした。米連邦航空局(FAA)の報道担当者はフライトの間、ずっと立ち続けるのは規定違反と説明している。
同航空は体のサイズが過大な乗客に対しては延長したシートベルト着用を求めるか、別の便に搭乗させるかの規定を持っている。これらの措置が不可能な場合は、隣席の追加購入を依頼している。バーコウイッツさんの場合は、USエアウェイズのカウンター係がこの内規を守らなかったことが災いのもととなった。
バーコウイッツさんによると、隣席は当初空いていたが、遅れて搭乗してきた乗客の体の大きさは立ち上がるためにはひじ掛け両方下ろさなければならないほどだった。ただ、この男性は非常に礼儀正しい物腰で、自らが招いている状況に恐縮していたという。
バーコウイッツさんは席を半分占領されてシートベルトも締められない苦境を乗務員に伝え、ビジネスクラスへ移ることも求めたが機内は満席の状態だった。乗務員用の席に座ることも許されないため、フライトの間、機内を歩いて時間をつぶしたという。】
飛行機だけに「飛んだ災難」なんて洒落てる場合じゃない。立ちっ放しでは急な揺れで怪我をすることもあり危険極まりない。
この航空会社では身体のサイズが大きい人に対しは、事前に二人分のチケットを購入するか別の便に搭乗して貰うかといった措置を取ることになっていたようだが、カウンター係がこの規定を守らなかったとしている。しかし乗客が必ずしもカウンターでチケットを買ったり搭乗券を受け取るとは限らないし、チケットを購入する際に客の身体のサイズを申告させるわけにもいかないだろう。
そうすると今回の様なケースは今後も避けられない。
私もこの記事ほどではなかったが、隣に大きい人が座って窮屈な思いをしたことがある。
成田―シカゴ直行便のエコノミーで、窓側から2列の並び席だった。搭乗したら既に窓側の席に外国人が座っていた。肥った人ではなく体格のいい人でアメフトの選手のような逆三角形の体形だった。座席にはちゃんと収まっていたのだが、肩が私の席にかなりはみ出していた。普通に着席しようとすると肩がぶつかってしまう。仕方がないので私の方は体を斜めにして座ることになった。CAを呼んで事情を説明し他の席に移らせて欲しいと申し出たのだが、満席で席の移動は出来ないと断られてしまった。
仕方なく体を斜めにして座る姿勢のままシカゴまで約12時間我慢したが、後にも先にも機内であれほど辛い思いをしたことは無かった。
身体の大きな人はビジネスを取って欲しいと思ったが、こればかりは本人に自覚に任せるしかない。
何か良い知恵はないものだろか。
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コメント
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あったなあ、私も。
態度がでかかったからなおさら腹が立ちました。
投稿: 佐平次 | 2015/11/08 11:04
佐平次様
私のケースでは隣席の人も少しはこちらを気にして様子だたのが救いでした。あれで態度がでかかったらホントに頭にきますね。
投稿: ほめ・く | 2015/11/08 17:01