【陸自教本漏洩は起訴猶予】やっぱり「無理スジ」だった
陸上自衛隊の内部向け教本が在日ロシア大使館の駐在武官に流出した事件で、東京地検は12月18日、自衛隊法(守秘義務)違反の教唆容疑で書類送検された泉一成・元東部方面総監、同大使館のセルゲイ・コワリョフ元武官と、同法(守秘義務)違反などの容疑で書類送検された5人の計7人を不起訴(起訴猶予)とした。
地検は「事案の重大性の程度など、諸般の情状を考慮した」と説明している。
この件は当ブログの記事”【元陸将漏えい】果たして「機密漏えい」と言えるのか”で記した様に、「校本」自体が秘密でもなんでもないので、守秘義務違反には当たらないと指摘してきた。
今回の起訴猶予は当然の措置だ。
明らかな公安の勇み足。
狙いは何かだが、恐らくは秘密保護法への地ならし、国民への脅しだろう。
何を「秘密」とするかは権力側が一方的に決められるという怖ろしさを見せつけられた案件だった。
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