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2016/08/26

笑福亭三喬が「7代目笑福亭松喬」を来秋に襲名

以下は、2016年8月26日付「スポニチ・アネックス」の記事より。

【松竹芸能は25日、上方落語家の笑福亭三喬(55)が来秋、7代目笑福亭松喬を襲名すると発表した。大阪市内で会見した三喬は「師匠が大きくした名跡。勝るとも劣らない松喬になりたい」と意気込みを語った。
師匠の6代目松喬は2013年に62歳で死去。上方屈指の本格派として知られた師匠譲りの古典落語に定評があり、次代を担う存在として期待されている。
10月29日、大阪松竹座で三喬として最後の開催となる「第7回三喬三昧」では師匠の十八番「らくだ」に初挑戦。「(兵庫県西宮市出身で)大阪の下町の子でない私ですが、自分なりの“らくだ”ができれば。師匠の“らくだ”をマネしても追い越せない」と語った。
11年に6代目を継いだ桂文枝(73)とは「長男(一番弟子)は責任あるよなあ」と話したそうで、笑福亭仁鶴(79)からは「君の歩幅で歩けばいい」とエールを送られた。】

笑福亭三喬は2011年以来、「東西笑いの喬演(三喬・喬太郎二人会)」を始めとして、毎年のように高座をみている。
最初に聴いた高座は『鹿政談』で、マクラでの時代背景や奉行職の解説が分かりやすく、このネタの奥行きの深さを感じた。
以後、『月に群雲』『花色木綿』など盗人噺を楽しく聴かせてもらった。後で知ったが上方では「泥棒三喬」の異名をとっているとのこと。
早逝した師匠・6代目松喬は『らくだ』や『百年目』などを得意としていて、なかでも『首提灯』は絶品だった。酔っぱらいの「これ~~はぁ~、なに?」というフレーズに耳に付くほどだった。
三喬は師匠とはだいぶ芸風が違うが、新たな7代目松喬としての活躍を期待したい。

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コメント

そうですか、三喬が師匠の名を継ぎますか!
実に結構な襲名ですね。
JAL名人会で、ぎりぎり間に合った松喬の高座や、翌年の同じ会、師匠の訃報を知っていたはずの気丈な三喬の高座、どちらも得難い思い出です。

来年、こちらでも披露目があるなら、何とか駆けつけたいものです。

小言幸兵衛様
三喬は師匠が急逝した中で惣領弟子として苦労してきたと察します。本人は7回忌を終わってからという意向だったそうですが、周囲の強い薦めで襲名の運びとなったようで、私も披露興行には是非行きたいと思っています。

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