フォト
2023年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ

« マハゴニー市の興亡(2016/9/14) | トップページ | #12ワザオギ落語会(2016/9/17) »

2016/09/16

西のかい枝・東の兼好(2016/9/15)

第二十四回 にぎわい倶楽部 「西のかい枝・東の兼好」
日時:2016年9月15日(木)19:00
会場:横浜にぎわい座 芸能ホール
<  番組  >
前座・三遊亭けん玉『強情灸』
三遊亭兼好『大安売り』
桂かい枝『鹿政談』
~仲入り~
桂かい枝『雪の旅笠』
三遊亭兼好『鰻の幇間』

世の中狂ってるね。例の中村橋之助の不倫騒動って相手は京都の芸妓(げいこ)さんでしょ、玄人(くろうと)じゃないの。役者と玄人の火遊びなんて、ほおっておきゃ良い。後は本人と奥さんと、二人だけの問題でしょ。
アーやだやだ、近ごろの「道徳ファシズム」には息が詰まるね。

この日、上方の繁盛亭は創立10周年を迎えたとのこと。「おねり」の後で記念公演があり、かい枝はそこで1席務めた後でこの会場に駆け付けた。会長の文枝も上機嫌で、楽屋で珍しく酒を一合飲んだ。お替りを勧めると、「もう二号には懲りた」。かい枝のネタです。

兼好『大安売り』、1席目は小噺に毛が生えた程度の軽い相撲ネタ。太ってるひとが演るとリアル感があり、兼好のような人が演ると愛嬌がある。

かい枝『鹿政談』、奈良の名物「大仏に鹿の巻筆あられ酒、春日灯籠町の早起き」から、町の早起きの理由を説明し、ネタへ。前段の解説の部分に時間をかけたせいか、後半の裁きの場面が他の演者と比べあっさり気味。
サゲは奉行が扇子で首を叩き、「斬らず(きらず:豆腐のおから)に返す」で切っていた。

かい枝『雪の旅笠』、露の五郎兵衛の創作らしい。新潟の親不知という難所を舞台にした怪談噺と見せかけて、実は落とし噺。場内を暗くし、かい枝も不気味に語るので、すっかり騙される。

兼好『鰻の幇間』、いかにも兼好らしい明るく楽しい高座。ただ、このネタの最大のテーマである幇間の悲哀にはイマイチの感あり。取り巻こうとした男が勘定を払わずに逃げた事を聞いた時に、幇間の落胆ぶりをもっと強調すべきだったのでは。

« マハゴニー市の興亡(2016/9/14) | トップページ | #12ワザオギ落語会(2016/9/17) »

寄席・落語」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« マハゴニー市の興亡(2016/9/14) | トップページ | #12ワザオギ落語会(2016/9/17) »