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2016/09/07

【民進党代表選】共産党もいい加減にケツをまくったら

現在、民進党の代表戦が行われていて、候補者の主な争点に共産党との野党共闘、憲法改正、安保法案がある。
以下は日経netの2016/9/2付の記事より引用。

【民進党代表選に立候補した蓮舫代表代行、前原誠司元外相、玉木雄一郎国会対策副委員長は2日午後、党本部で共同記者会見に臨んだ。前原氏は岡田克也代表が敷いた共産党などとの共闘路線について「岡田路線はリセットすべきだ」と表明した。蓮舫氏は「(共産、生活、社民との)枠組みをどう展開するか耳を傾けたい」と継続しながらも見直しに含みを持たせた。
玉木氏は「基本的な考え方の違う政党とは一線を画す」と述べ、共産党は距離を置くべきだと主張した。
憲法改正に関し、玉木氏は1年をめどに党として憲法に関する党の考え方をまとめたいと強調。蓮舫氏は地方自治のあり方などを例示し「社会の課題で足りないところがある」として、議論を進める考えを示した。前原氏は「党内で議論したい」と語った。
アベノミクスへの対案となる経済政策について前原氏は再分配政策を通じて「みんなが少しずつ(税を)負担し、みんなが受益者になる社会をつくる」と表明。蓮舫氏は「安心の好循環社会をつくりたい。税金が行政サービスで返ってくる社会をつくる」と行政改革の徹底を力説した。】

共産党との野党共闘だが、前原と玉木の二人は明確に見直す、つまちヤーメタという方針だ。蓮舫は継続はするが見直すという歯切れの悪い言い方をしている。産経での単独インタビューで蓮舫は、民進党と共産党の党首が並んで演説することは有り得ないと言っていた。要するに三人とも歓迎していないことは共通と見て良い。
一方の共産党から、民進党との共闘なんぞマッピラだという声が聞こえてこないようだ。
参院選の野党共闘といっても、実質的には大半は共産党が一方的に候補者を下ろす片側共闘だった。野党共闘で共産党候補が立ったのは香川選挙区だけ。それも民進党がここだけは絶対に勝てないと見越して立候補を見送ったもので、応援もしなかった。他の選挙区では候補者を立てなかった共産党が統一候補を支援している。
その結果、一人区で11人もの野党統一候補が当選し、これは野党共闘の成果だったと見てよい。

この選挙で民進党は改選議席(前々回の当選者数)からは大きく減らしたものの、前回の民主党と維新の合計22→今回32と大幅に議席を伸ばした。
一方の共産党は前回8→6と逆に大きく議席を減らしている。投票直前予想では各社がいずれも議席増を予想していたことを考慮すれば大幅な後退と言ってよい。
つまり、共産党としては、野党共闘によって得られるものは何も無かったことになる。
後退の原因としていくつかあるだろうが、一つ言えることは自分の選挙区に立候補者がいないと比例代表の選挙活動にも身が入らないだろうし、共闘に引きずられて民進党への批判もゆるくなったであろう事は否定できまい。

それでもこの先、野党が一致して安倍政権と対決出来るようであれば、この後退も意味があるかも知れない。
しかし、民進党の3候補のうち誰が当選しようとも、右旋回は不可避だ。
もっとも左派と見られている蓮舫にしても、安保法案を戦争法と呼ぶのは抵抗があると明言しているし、憲法改正についても議論はしていくと言っている。産経でのインタビューでは自分は野田元首相と同じ保守だと断言している。
前原にいたっては自民党と政策が限りなく近い。それもその筈、バリバリの「日本会議」なのだ。

もう民進党なんかに見切りをつけて、共産党もいい加減にケツをまくったらどうか。
本当は安倍政権に対抗するためには野党同士一緒に組めれば良いのだが、相手が嫌がってるのに無理矢理くっついて行くことはない。
それより愚直に政策を訴え、支持を増やすことが先決だろう。

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