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2016/12/08

国立演芸場12月上席(2016/12/7)

「国立演芸場12月上席・7日目」

前座・柳亭楽ちん『犬の目』
<  番組  >
神田真紅『?』
雷門小助六『武助馬』
神田紅『赤穂義士伝-吉良邸討入り-』
コントD51『コント』
桂伸治『初天神』
~仲入り~
三笑亭可龍『七段目』
桂歌蔵『片棒』
マジックジェミー『奇術』
三笑亭可楽『尻餅』

国立の12月上席は芸協の芝居。入りは4分程度で、指定席は最前列を取ったが周囲に人が少なかったので、中ほどの空いてる席に移動。
全体と印象としては。よく言えば「まったり、のんびり」、悪く言えば「ゆるんでいる」。特に中堅からベテランクラスの高座に顕著だったと思う。
こういう雰囲気を好む向きには快適なのかも知れないが、アタシの場合はもどかしさが残る。

小助六『武助馬』、初見だったが、語りも間も良かった。やがて師匠の名跡を継いでいく立場なのだろう。
紅『赤穂義士伝-吉良邸討入り-』、名調子を聴かせていた。
討入りが12月14日となっているが今でいうと15日の明け方だ。当時は日の出から次の日の日の出の前までが一日だったので討入りは14日が正しい。新暦では1月30日になるので雪が降っていても不思議ではない。討入りは深夜から明け方前までなので真っ暗だったから、合言葉に答えない相手と見れば殺せという指示だった。
といった様な解説があり、これは親切だった。
ただ、一人置きに講談という並びは(演者には責任がないのだが)感心しない。
コントD51『コント』、女性客には受けていたが、こういう押し付けがましい芸は苦手だ。
伸治『初天神』、サゲまで演じ柔らかな語り口だが、メリハリに欠ける印象だった。
可龍『七段目』、マクラで定番の「落語界の氷川きよし」と紹介したら、すかさず会場からの「歌ってぇ~」のリクエストに応え、一節。ご祝儀も出てと、落協ではこういう光景はお目にかかれない。
この日もそうだが、毎度古典をきっちり演じるので好感が持てる。芝居の所作も織り込んでいい出来だった。
歌蔵『片棒』、二人目の倅の終わり部分で、時間の関係からか切ってしまった。あと5分あればサゲまで行ったと思われる。それならマクラを縮めてでも最後まで演じて欲しかった。
マジックジェミー『奇術』、客を二人も手伝いに使うのは、やり過ぎじゃないの。
可楽『尻餅』、今春の弟子・三笑亭可風の真打披露(池袋演芸場)には病気で姿が見えなかったが、この日は板付きではあったが元気な姿を見せていた。前半の『イスラムの世界』はあまり頂けなかったが、先代の十八番でもあった『尻餅』は快適なテンポで聴かせてくれた。

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コメント

可龍はしっかりと古典を演じますね。
『七段目』が好きで色んな人のを聴きあさっている身としては聴いてみたい気がします。
芸協にはもう一人小痴楽がいて、ともに当世風の風貌ですが、ファン層の拡大に貢献しそうです。

投稿: 福 | 2016/12/10 07:23

福様
芸協には将来が楽しみな若手が多いですね。『七段目』は芝居噺なのでセリフや型をきちんと演らねばならいし、滑稽噺としての面白さも出さねばならない難しい演目ですが、可龍はそこのバランスが良かったと思いました。

投稿: ほめ・く | 2016/12/10 09:37

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