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2017/04/09

「小池新党」の危うさ

今年7月に行われる東京都議選で、「小池新党」旋風だの台風の目といった報道が流されている。
しかし、「都民ファーストの会」が何を目指すのか、どういう政策を進めるつもりなのか、未だに不明確だ。
ブームの火付け役ともなった築地市場から豊洲市場への移転問題でさえ、明確な態度を打ち出していない。むしろ、最近の言動を見るかぎりでは、世論の動向をみながら最終的には豊洲移転を目論んでいると思われる。
百条委員会も期待した結果が得られずに終わってしまった。
世論調査では小池知事の支持李は7割を超えているが、どこが評価されているのか、私には分からない。

都民ファーストの会の現在までの公認予定候補の顔ぶれは、
・前回都知事選で小池を支持した現職都議:3名
・自民党の都議、市議、区議:11名
・民進党前都議ら:4名
・その他:7名
という構成だ。
私の住む地域でも、前回民進党公認で落選した人が、今回は「新党」から立候補する。どうやら、政策に共鳴というよりは、ブームに乗って当選したいという人物が集まっているようだ。

忘れてはいけないのが、小池百合子は現在も自民党党員であり、自民党も小池を除名する気がないことだ。
当然のことながら、小池都知事は自民党本部、とりわけ政権の意向には逆らえない。小池百合子が代表を務める「都民ファーストの会」もまた、大きくは政権のコントロール下に置かれることになろう。
都議選では自民党都議の苦戦も伝えられているが、
「オール自民」=「自民」+「都民ファーストの会」
とすれば、選挙の結果、「オール自民」としては却って議席を増やす可能性が大きい。民進党など野党が大きく議席を減らすという結果になりかねない。
政権としては痛くも痒くもないわけだ。

自民党に党籍を起きながら、永年にわたる利権まみれの自民党都政を根本的に転換することは不可能だろう。
終わってみれば豊洲市場問題も、小池新党ブームに利用されただけという結果になるような気がするのだが。

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コメント

いつも、落語関係の記事を楽しみにしています。
都民ファーストの会は、初期の維新の会に似た危うさや胡散臭さを感じます。長島某も初期の維新に駆け込んだメンツに似た匂いがしますしね。

投稿: 通行人 | 2017/04/10 14:19

通行人様
ようこそ。
記事に書いた元民進党の候補者は、前回選挙で野党統一候補だったので私も一票入れたんですが、このザマです。
ご指摘の通り、狙いは東京版「維新」でしょう。

投稿: ほめ・く | 2017/04/10 16:15

賞味期限は短いでしょう。

投稿: 佐平次 | 2017/04/11 09:42

佐平次様
小池はマスコミ出身らしく、マスメディアを操るのが巧みですが、政策の中身はカラッポ。
かつての新党ブームの様に、いずれ自民党に吸収されるか、又は維新の様に政権の別働隊として生き残るのか、どちらかです。

投稿: ほめ・く | 2017/04/11 11:27

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