自民党の機関紙にされた「讀賣新聞」
5月3日付の讀賣新聞が一面トップで報じた安倍首相の改憲についてのインタビューだが、安倍によればあれは首相としてではなく、自民党総裁として語ったものだと国会で答弁した。
一方、5月11日に行われた衆院憲法審査会の幹事懇談会では、中谷与党筆頭幹事から安倍首相のインタビューは総裁として自民党内に向けたものだとの説明がなされた。
そうなると讀賣の記事は、安倍自民党総裁が自民党員に向けたメッセージを大々的に報じたことになる。これでは讀賣はまるで自民党機関紙だし、新聞の不偏不党の原則を逸脱するものだ。
讀賣新聞側はどう考えているのだろうか。
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