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2017/06/08

国立演芸場㋅上席(2017/6/7)

国立演芸場㋅上席7日目

前座・春風亭朝太郎『たらちね』
<  番組  >
春風亭朝之助『寄合酒』
春風亭柳朝『紙入れ』
マギー隆司『奇術』
隅田川馬石『堀の内』
夢月亭清麿『時の過ぎ行くままに』
─仲入り─
宝井琴調『鋳掛や松』
林家彦いち『権助魚』
鏡味仙三郎社中『太神楽』
柳家小里ん『木乃伊取り』

近ごろは落語ブームとやらで、寄席は平日の昼の部でもけっこう入りが良いようだが、ここ国立演芸場はどうやら埒外らしく、この日も3分の1程度の入りだった。
ユッタリ、ノンビリ、ボーっとしたい時は、平日のここ国立演芸場がお薦めです。後ろから2番目の席だと360度周囲に人がいないので、快適だった。欠点は快適過ぎて眠くなること。油断してるといつの間にか睡眠状態に陥ってる。
上席のトリは本来は一朝なので、前方には一門の若手が並ぶ。

朝太郎『たらちね』、師匠の前名を貰ったということは期待されているんだろろう。達者な前座だ。
朝之助『寄合酒』、早口になると聴き取りづらいことがあるので、要注意。
柳朝『紙入れ』、この人らしい色っぽい仕草を活かした高座だったが、時々素っ頓狂な声を上げるのはどうだろうか。
馬石『堀の内』、とぼけた味わいがこの人の特長だが、このネタとは語りのリズムが合っていない気がした。このネタを十八番としていた4代目圓遊の様にトントントンと調子よく語るネタだと思う。
清麿『時の過ぎ行くままに』、楽しみにしていたのだが、渋谷から横浜までの路線をどうするとか、ハードボイルドが・・・といった辺りで睡眠状態になってしまった。ちょっと退屈したこともある。
この人の師匠である5代目柳家つばめの高座を見たことがあるが、当時の落語家には珍しいインテリ臭があったと記憶している。そう言えば、この人も学校の先生みたいな風貌だ。
琴調『鋳掛や松』、商家に奉公に出された松五郎があまりに才気走り過ぎているからと店から暇を出され、父親の家業である鋳掛屋を継ぐが、世の中の貧富の不条理さを感じて悪事に向かうまで。
講談はやはりアウトローものが面白い。
彦いち『権助魚』、この日一番客席を沸かしていた。純朴なようでしたたかな権助の描き方が良く出来ていた。
小里ん『木乃伊取り』、小里んは何を演らせても上手い。地味な印象で損をしている感があるが、語りの確かさや人物描写の巧みさは一級品。このネタでもその手腕がいかんなく発揮されていた。

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コメント

清麿は『東急駅長会議』を聴いたことがあります。
新作というものはナンセンスとシュールの融合が多いんですが、この一席もそうでした。
たしかに先生みたいな風貌です。

投稿: 福 | 2017/06/09 06:53

福様
新作落語はその時代に即しているものが多く、時代の変化により古くさく感じられてしまうのが辛い所でしょう。

投稿: ほめ・く | 2017/06/09 07:08

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