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2017/06/19

小池知事の「築地ブランド」というマヤカシ

以下、6月18日付朝日新聞digitalより引用。

【築地市場(東京都中央区)の移転問題について、小池百合子・東京都知事が同市場を豊洲市場(同江東区)に移転する方針を固め、今週中に「基本方針」を示すことが分かった。移転後も「築地」のブランド力を生かす意向で、跡地活用策などの検討を進める。
小池氏は17日、築地市場業者との会合で「これまで育ててきたこの(築地)ブランドをどう守るか」「(築地市場の)歴史をあっという間に消し去ることなどできない」などと発言。将来にわたり、何らかの形で「築地ブランド」を維持したい考えを示した。
都は豊洲市場運営費の赤字を年92億円と試算しており、小池氏は将来の収支の安定性を重視。小池氏が設けた都の「市場のあり方戦略本部」は今月、移転後に築地の跡地を民間などに貸す案、移転後に跡地を売却する案、築地での再整備案のうち、跡地を貸す案が収支見通しで優れているとする検討結果を小池氏に示した。同本部は跡地を「食文化の発信拠点」とする案なども示しており、小池氏はこれらを参考に、築地ブランドを生かす具体策や収支安定化策を検討する。
小池氏は昨年8月の知事就任直後、豊洲市場の安全性の確認などを理由に、同11月の予定だった移転の延期を表明。豊洲市場では今年1月以降、地下水から環境基準値を上回る濃度で有害物質が検出されている。豊洲市場の安全性をどう確保するかは大きな課題で、同本部は今月、追加の土壌などの汚染対策を提案。小池氏は今後、有害物質の検出状況などの情報を公開しつつ、汚染対策を進め、都民らの理解を得ていきたい考えだ。】

小池都知事が就任以来、見直しをかかげてきた築地市場の移転問題は、結局振り出しに戻ってしまった。
東京オリンピックの費用見直しを含めれば、全ては元の木阿弥だ。
取って付けたような「築地ブランド」の維持は、浅知恵に見えてしまう。
「築地市場あっての築地ブランド」なのであって、市場が移転してゆけばブランドも移転する。
築地残留と豊洲移転を足して2で割ったような政策だが、言葉のマジックにしか見えない。
豊洲の赤字を築地の跡地の貸し出し料で埋めるという試算も、今まで散々体験してきた「捕らぬ狸の」ナントヤラ。

小池百合子が都知事に就任して約10ヶ月経つが、目に付くのはパフォーマンスとメディア操作だ。元々メディア出身だけにこの分野だけは長けている。しかし、それ以外に何か実績があっただろうか、どうも思い出せない。
唯一、都民ファーストの会という政治団体を立ち上げ、自らが代表の座についたことぐらいか。
しかし、直接選挙で選ばれた行政のトップである知事が、自らがコントロールできる政党を作るという行為は、果して民主主義のルールに適合するものだろうか。
都民Fの立ち位置も不明確だ。都議会自民党と戦うといいながら、小池と安倍首相との関係は良好だ。
仮に都議会選挙で自民党として後退しても都民Fが伸びてくれれば、安倍政権としては痛くも痒くもないだろう。
ちょうど、大阪における維新の会と同様だ。

2代続いてお粗末な都知事が続いたため、その反動からか小池人気は高いが、その行き先は視界不良好だ。

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コメント

安倍一強を倒す風を作るという意味では小池新党に期待したい、けれどこれも相当な食わせ物だとは思います。その次が待たれますが、、。

投稿: 佐平次 | 2017/06/20 11:11

佐平次様
元々安倍と小池は同じ派閥で、第一次安倍政権では、小池を要職に就けていました。今回の都議選でも安倍は自民党都本部に、知事とは対決を避けるよう指示しています。思想的には同じウルトラ右翼ですし。
大阪の維新の党と同様に都民Fを「安倍一族」と考えれば、「自民党+都民F」が増えて野党が減れば、政権としては御の字というわけです。

投稿: ほめ・く | 2017/06/20 11:29

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