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« ヤクザのヒーローはみな幕末の人間だった「博徒の幕末維新」 | トップページ | 夢一夜「一之輔・夢丸二人会」(2017/8/15) »

2017/08/15

#7東京四派精鋭そろい踏みの会(2017/8/14)

第七回「東京四派精鋭そろい踏みの会」
日時:2017年8月14日(月)14:00
会場:横浜にぎわい座 芸能ホール
<   番組   >
前座・三遊亭じゃんけん『子ほめ』
春風亭一之輔『代書屋』
林家木久蔵『看板のピン』
立川生志『お菊の皿』
~仲入り~
三遊亭兼好『粗忽長屋』
三遊亭遊雀『蛙茶番』
『大喜利』下手から司会の生志、兼好、一之輔、木久蔵、遊雀

毎年、この時期恒例の四派精鋭(+α)の会。今年も賑々しく開催。
4人の演者(木久蔵の時は寝ていた)それぞれに面白かった。

ベストは兼好『粗忽長屋』。
熊のアイデンティティの喪失ぶりと、行き倒れの監視をしている中に醒めた人物を配していたのが効果的だった。

一之輔が左足の膝を痛めていて正座ができず、この日は釈台を置いての高座だった。
座って演じる落語家にとって、膝と腰に痛みは職業病のようだ。痛みを抱えている人は座布団に座るときと立つときに変な恰好をするので、直ぐ分かる。
噺家は修業の一つとして踊りを習ったりするが、あれが腰や膝の病の予防に効果的なのでは。
高座の座布団に綺麗に座ったり立ったりするのも芸のうち。
話芸を磨くのも大事だが、そうした鍛錬も大事だ。
ネタは、どうやら権太楼がベースの様だが、例によって他の人にいいとこを採り入れ、自身のギャグを加えて仕上げていた。

生志は、マクラの時事放談が相変わらず愉快だ。稲田朋美の防衛相離任式をとりあげていたが、一体どのツラ下げてと言いたくなる。まさに鉄面皮である。

遊雀は、バレ噺を楽しそうに演じていた。吉公のイチモツを見せられた海苔屋の婆さんのセリフ、「死んだ亭主のものより立派」が可笑しかった。

『大喜利』もくだらないと言ってしまえばそれまでだが、これはお遊びだからね。

今日はこの辺で。

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コメント

器用に眠れますね^^。
どの面さげて、とまでいうのも気の毒ですが、精鋭とはねえ。

佐平次様
近ごろはこの人パスと思うと寝られるんです。席を外すよりはマシですから。
精鋭、若干異論はあるかも知れませんが、まあ精鋭と言って良いでしょう(メンバーは生志が選んだようです)。

木久蔵はいまだ個性が確立されていないのでしょうね。
「今ではすっかりゴリッパ!」なる自慢とも自嘲ともつかないギャグを言いますが、その線で思い切ってギャグ専を目指す方がいいかも・・・

福様
父親の木久扇は、3代目三木助と彦六を師匠に持っていたので、本格古典をきちんと演じられます。ボケは「笑点」向けのキャラ立てであり、ギャップがあるからだから面白いんです。
木久蔵は、そこが分かっていないのでは。

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