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2017/10/27

櫻田落語会(2017/10/25)

「櫻田落語会40周年記念~櫻田まつり~」
日時:2017年10月25日(水)18時30分
会場:日本橋劇場

前座・柳家小多け『手紙無筆』
<  番組  >
『ご挨拶』江戸料理『櫻田』主人・櫻田勝彦
古今亭志ん吉『動物園』
古今亭志ん橋『出来心』
三遊亭歌奴『佐野山』
柳家喬太郎『座右の銘』
柳亭市馬『片棒』
~仲入り~
桃月庵白酒『新三十石』
柳家さん八『形態模写』
柳家小里ん『笠碁』

浅草の江戸料理店「櫻田」で開かれていた「櫻田落語会」の40周年を祝う会。と言っても当方は一度も参加したことはない。
プログラムの解説によれば、最初は小里んと小朝の二人でスタートし、その後も二人会形式の落語会として定期的に行われてきたとのこと。
二つ目の噺家が対象で、基本的には5年間、但しどちらかが真打に昇進すると交代になるというルールらしい。
この日の出演者たちは、いずれも二ツ目時代に会にレギュラーとして出ていた人たちで、例えば喬太郎は遊雀と、白酒は三三といった具合。今から見れば随分と豪華な顔ぶれだったということになるし、こういうメンバーに目を付けていた席亭は大した目利きだ。
現在は正太郎と志ん吉の二人会だそうで、彼らもやがて大きな存在に育ってゆくことだろう。
観客の多くは会の常連だったようで、和気藹々とした雰囲気だった。

何せ出演者の頭数が多く、トリと中トリを除けば一人の持ち時間が15分程度だったことと、記念の落語会ということもあったのだろう、各自が十八番を披露しており、解説は不要だろう。
初見はさん八の形態模写で、1980年代に田中角栄、福田赳夫、大平正芳の物真似でテレビで人気を博したものを再現していた。
近ごろの首相は、物真似の対象になるような個性的な人がいなくなったね。
最後は小里んが先代小さんの高座を彷彿とさせるような『笠碁』で締めた。

話は変わるが、昨日、麻生副総理が衆議院議員選挙で自民党が大勝したのは「北朝鮮のおかげ」と発言した。
これを失言として問題視する向きもあるようだが、その通りでずばり本質をついている。
野党はこの発言を追及する構えだが、自民党が問題視しないのは「そうだよな」と思っているからだろう。

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寄席・落語」カテゴリの記事

コメント

>さん八の形態模写
渡辺ミッチーも上手です。
この人は師匠小さんをネタにした噺(小さんの前時代的な生真面目ぶりなど)も面白くて、寄席のクセ者という感じで好きです。

追伸
先代小さんは弟子の中に生きていますね。

「個性的」とはずいぶんお優しい。
魅力がない、真似する気にもならない、ということですね。

福様
さん八ですが、実は最後に昭和天皇の物真似を演じたんですが、これが一番似てました。
この人の風刺の利いたマクラも楽しいです。

佐平次様
さん八の物真似の対象とたった首相は、どこかユーモラスな処がありました。
それが、今はただただ憎らしくて。
だから、ザ・ニュースペーパーが演じてもちっとも面白くない。

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