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2018/01/24

「三田落語会」休会に思う

「三田落語会」のHPで、同会が休会するとの告知が掲載されている。
全文は以下の通り。

■ 三田落語会 休会のお知らせ■
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、三田落語会は2009年2月よりビクター落語会の後を受けて、
「本格・本寸法の落語を楽しく演じて、楽しく聴く」をコンセプトに開催されて
参りましたが、この度諸般の事情により2018年2月24日開催を持ちまして
しばらくの間休会させていただく運びとなりました。
当会をご支援ご愛顧いただきましたお客様、またご出演いただきました落語家の皆様、
そして関係者の皆様には厚く御礼申し上げます。
尚、お客様への感謝の気持ちを込めまして、
2018年6月9日(土)に浜離宮朝日ホールにて「感謝祭」を行う予定です。
皆様お誘い合わせの上、ご来場いただきたく存じます。
今後の三田落語会につきましては、当会ホームページにてご案内する予定です。
今迄本当にありがとうございました。
公益財団法人仏教伝道協会

休会前の最後の会が第54回だが、毎年偶数月に開催しているので9年間続いたことになる。昼夜公演なので公演回数は108回になる。
積み上げた回数もさることながら中身が充実していて、数ある落語会の中でも屈指の存在だった。
本格、本寸法の古典落語を二人が2席ずつ、それも夫々が30分以上かけて演じるという、古典を愛する人間には垂涎の的であった。
出演者も自然と力が入るし、客層も良く、とにかく毎回いい雰囲気だった。
私もざっと半分ぐらいの参加だったと思うが、この会だけはガッカリさせられた事がなかった。
だから、休会はとても寂しいし、ファンの一人としては早期に再開して欲しい。

昨年もいくつかの落語会が終了してしまった。
私たちはただ参加するだけだから気楽なものだが、主催者は大変な苦労があるのだろう。
三田落語会を例にとれば、昼の部の開演は13時30分だが、スタッフの方々は午前9時に集まり会場の準備にかかっていたようだ、むろん、ボランティアだろう。
夜の部が終われば後片づけや原状復帰の作業が持っている。
これは当日の作業だけのことで、日程調整や出演交渉、人気者ともなれば1年先や場合によっては2年先までのスケジュールが埋まっているそうだから、調整は大変だ。
日程と演者が決まれば、今度は宣伝用のポスターやチラシの制作と配布体制を作らねばならない。
それでも三田落語会の場合はまだ会場が決まっているから楽だが、他の会では会場確保がひと仕事だ。
新聞社や出版社などメディアや、催し物専門に企画運営する企業が主催する会ならともかく、個人や少数の愛好家が主催する会の苦労は並大抵ではなかろう。
そう考えると気楽に「再開して」なんて言えないが、それでも「三田落語会」だけは心から再開を強く待ち望んでいる。

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寄席・落語」カテゴリの記事

コメント

私は10回にも満たない出席でしたが、いい思い出が多いなあ。
なかでも喜多八の最後の高座は忘れられません。

佐平次様
私も強く印象に残っているのは、喜多八の最後の出演です。
あの身体で『居残り』を演じましたが、心中では泣きながら、笑いました。

三田落語会の休会、いつかこういう日が来るとは思っていましたが、いざ現実となると残念です。
私が行っていたのは2010年から一部の夜席を除いてほぼ毎回行っていましたので、落語会のスケジュールの第一順位が三田落語会ともう一つの落語会というところでした。毎回の整理券のための行列の出足が早くて、私の体力が尽きるのが先か落語会が終わるのが先かとおもっていた矢先でした。先日の三田落語会でも周りの席の常連客が再開して欲しいよねと一様に口にしておりました。
6月9日の大感謝祭には昼か夜かどちらかなは行きたいと思っています。

ぱたぱた様
私も三田落語会は優先事項で、私の海外旅行を奇数月にしていたのも三田落語会に行ける様にという理由からでした。
皆さんと一緒で再開を首を長くして待っています。

私もブログに書きましたが、この落語会は良かったですね。
ぜひ再会して欲しいです。
2月の会、昼の部に行きます。

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