相撲協会はいっそ「公益法人」なんて返上したら
新年早々恐縮だが、税金のはなし。
2015年度 15万円
2016年度 15万円
2017年度 15万円(見込み)
(万円未満は四捨五入)
上の金額は、相撲協会が年間に納入した税金だ(月刊誌『選択』2018年No.1).。
一方、相撲協会の売上高は次の通り。
2015年度 115億円
2016年度 120億円
2017年度 110億円(予算)
(億円未満は四捨五入)
110億円以上の売り上げで、2016年度で7億円を上回る利益をを上げている法人が、なぜ実質無税に近い扱いで済んでいるのか、そのカラクリは相撲協会が公益法人であるからだ。
公益法人の場合、公益目的の事業は非課税だ。
では、なぜ相撲協会が公益法人なのかというと、
・太古より五穀豊穣を祈って執り行われる神事を起源とし
・我が国固有の国技であることを考慮し
・「大相撲」はこうした神事や伝統の「一般公開」であると位置づけ
・それ自体が「公益目的事業」とされる
というのが理由である。
ヘ~、知らなかったなぁ。
大相撲が神事や伝統の一般公開とは笑わせる。
あれはどう見ても格闘技の一種で、他のプロスポーツと同様の単なる「興行」にすぎない。
名目と実態とがあまりに離れすぎている。
仮に「神事や伝統の一般公開」なら、なぜNHKから年間30億円もの放映権料をふんだくってるんだろう。その原資は私たちから強制徴収している受信料だ。
公益法人なら公共放送から金を取るのはおかしい。
公益法人なら、暴力団とは完全に縁を切るべきだ。
それがイヤなら、さっさと公益法人なんて返上して税金も納めることだ。
そうすりゃ、どこやらの家元のオバちゃんから、ガタガタ言われるなくても済むぜ。
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あのおばちゃんも一味ですから。
投稿: 佐平次 | 2018/01/06 10:43
佐平次様
一味であり、利益代表です。
横審にせよ、評議会にせよ、相撲協会の利権や裏社会との繋がりといった問題には一切手を触れない。無用な存在です。
投稿: ほめ・く | 2018/01/06 13:02
松竹に面倒を見てもらうとか、歌舞伎や昔の文楽みたいに。
松竹大相撲特別公演。歌舞伎座、演舞場、御園座、松竹座に九州も博多座でやれますもんね。
投稿: 通行人 | 2018/01/12 09:51
通行人様
確かに古典芸能ということなら松竹の分野かも知れませんね。
投稿: ほめ・く | 2018/01/15 16:31