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2018/04/29

最も短い「安倍晋三」評

月刊誌「選択」4月号の巻頭インタビューで、現代史研究家の保坂正康が「政治家の劣化」について答えている。
その中で安倍首相について、次の様に述べている。
「そもそも安倍首相は、本を読む人ではない。言葉に形容詞が多く、根拠を示さない断定調で話す。五分も話すと、同じことを繰り返している。」
毎度お馴染みの漢字の読み間違えも、ここから来ているのだろう。

次いで憲法改正について、保坂は憲法改正自体には反対ではないとしながら、こう続けている。
「安倍首相の発言を聞いていると、日本国憲法を作った先達への畏敬の念が全く感じられない。なぜ、どういう事情で今の憲法が成立したのかという、きちんとした歴史理解がない。こういう人の下で憲法改正はしないほうがいい。」
憲法制定に至る経緯を真面目に見ていけば、少なくとも単純な「押し付け憲法論」など、出てこない。

漢字の読み間違いという点では、これまた度々嘲笑の対象となっている盟友、麻生太郎副総理も同類だ。
同じ雑誌に、先ごろ亡くなった野中広務についての記事があり、その中で次のエピソードが紹介されている。
「野中が首相に凝せられた際、麻生太郎が会合で『あんな部落出身者を日本の総理にはできないわなあ』と言い放ち、そのことを出席者に確かめた野中は麻生に『私は絶対に許さん』と詰問した。麻生はただ顔を真っ赤にしてうつむいていたままだった。」
麻生太郎の失言もしばしば話題にのぼるが、もともとが骨の髄からの差別主義者なのだ。
こうした人物を政権の中枢に置いているのは、実に恥かしいことだ。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

しかも差別主義であることを隠そうとせず、陰に陽に差別的な言動をする。
それを支持する人が多いことを察知しているのです。
だから差別的だと批判しても痛くも痒くもない。
度し難い!

佐平次様
所謂ネトウヨと呼ばれる人たちというのは、各種調査で有権者の2%、ネットユーザーの3%ほどと推定されていますが、この連中がSNSやあちこちの掲示板にフェイクニュースを流したり、差別を煽る書き込みをせっせとしているので、あたかも多数意見であるような錯覚を起こさせています。
麻生らもそうした連中に支えられているのでしょう。

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