「カジノ法案」は、まるで落語みたいだ
落語ファンにはお馴染みの酒呑みの小噺。
ある男が神仏に向こう1年間禁酒する願掛けをする。
そこの呑み友だちがやってきて、「じゃこうしたらどうだ。2年に延ばして晩酌だけやらせて貰うってぇのは」。
すると男は、「いっそのこと、3年にして朝晩呑もう」。
こんな落語の世界だけかと思っていたことが、現在国会で審議されている「カジノ法案」に盛り込まれているから驚きなのだ。
法案では、カジノへの日本人利用は、週3回、月10回以内となっている。
ところが、法案を担当する石井国交相によれば、1回の定義は1日ではなく24時間だと説明している。
これだと半日利用の場合は週6回入場できるわけで、実質無制限ということになる。
ね、落語と一緒でしょ。
また、個人ごとに時間管理することが可能かどうかも極めて疑わしい。
利用者が持ち金を使い果たした場合は、その場で借金が出来るというのも、他の公営ギャンブルには無い制度だ。
会社の同僚だったのが、ギャンブルで身を持ち崩し、最後は自宅や家庭まで失う姿を見ているだけに、こうした安易な制度を許すわけにはいかない。
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この法案は抜け道だらけですね。
なんか、自衛隊は軍隊ではありません。
ソープランドは自由恋愛であり売春ではありません。
パチンコはゲームでありギャンブルではありません。
に近いギャグとしか思えない法案ですね。
投稿: 通行人 | 2018/07/13 13:41
通行人様
元々このカジノ法案は、外国人観光客を日本に呼び込むための法案なので、日本人は入場禁止にすれば済むことです。
どうやらトランプからの強い要請というのが真相の様です。
投稿: ほめ・く | 2018/07/13 16:23