上祐史浩の罪は「万死に値する」
麻原彰晃(本名・松本智津夫)ら7名に対する死刑執行で、またぞろ上祐史浩がメディアに登場している。
7月10日付「デイリー新潮」では、その上祐がオウムの女性信者殺害事件の現場に立ち会っていたという新たな事実を報じている。
新実智光死刑囚が、ある余罪について告白していたのだ。
被害者は当時27歳の女性信者Yさんで、金銭トラブルで麻原の部屋に呼び出され、新実と中川智正が手足を押さえ麻原が手を下したというもの。部屋には故・村井秀夫、女性幹部、そして上祐もいたという内容だ。
新潮によれば、殺害方法については新実の証言とはと異なるものの、上祐もその事実を認めたとある。
今日まで恐怖と不安で言えなかった、と上祐は言い訳しているとのこと。
オウム真理教の事件は、まだまだ全貌が明らかになっていないのだ。
上祐は、オウム真理教の一連の事件の最中には、外報部長・緊急対策本部長などの役職でオウムのスポークスマンの役割を果たしていた。口八丁で巧みに詭弁を弄することから「ああいえば、上祐」といわれていたのは記憶に新しい。
毎日のようにTVに登場し、嘘八百の三百代言を並べ立て、オウムの犯罪行為を隠蔽した。
地下鉄サリン事件が起きると、創価学会や米軍、自衛隊を初めとする国家権力の陰謀であり、サリン被害を受けているのはオウムだとの荒唐無稽な主張を繰り返した。
確かにこの事件では実行犯として直接手を下していなかった様だが、嘘で世間を欺き、捜査を攪乱させた点においては、事件全体の主犯格と言ってよい。
他の幹部たちが軒並み死刑や無期懲役の判決を受ける中で、上祐は有印私文書偽造といういわば微罪で済んでいた。
しかし上祐の罪状は、万死に値するものだ。
上祐の役割は、ナチスに例えるならヒットラーに対するゲッペルスにあたるだろう。
それがアレフなどという別団体を作って、その代表におさまっている。その神経たるや、なにをか況やである。
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