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2018/09/11

「西のかい枝 東の兼好」(2018/9/10)

第27回「西のかい枝 東の兼好」
日時:2018年9月10日(月)19時
会場:横浜にぎわい座 芸能ホール
<  番組  >
前座:桂竹もん『狸の鯉』
桂かい枝『誰が袖の親分』*
三遊亭兼好『三年目』*
~仲入り~
三遊亭兼好『磯の鮑』
桂かい枝『算段の平兵衛』
(*ネタ出し)

上方の若手実力派であるかい枝と、最近メキメキと腕を上げている兼好との二人会。

竹もん『狸の鯉』
言葉のアクセントが東京弁になっていない。早く直した方がいい。

かい枝『誰が袖の親分』
本人がこのネタを「落語作家の小佐田定雄が昔々創ったものの、一度演じきられたきりで、内容もわからなくなった幻のネタを、タイトルだけをたよりに復活します」と紹介している。
ある大店の若旦那、惚れた商売女の気を引こうと任侠の道に進むべく極道の一員となる。先ずは喧嘩の仲裁に入るが、相手が子どもだったのに殴られ失神してしまう。大事なのは人助けだと、今度は橋の上から身投げしようする男を引き留める。苦界に沈む女房を請け出そうと稼いだ金をスリに掏られてしまったその男に、若旦那は持っていた大金を渡す。お陰で女房を救えるという男、名前を聞けばなんと相手は若旦那が惚れて通った女だった。
かい枝の高座は、若旦那の意気込みと結果のちぐはぐさを描いていて楽しめた。

兼好『三年目』
以前は、兼好の高座に登場する女性が色気に欠けるという印象を持っていたが、この噺の幽霊になって出てくる前妻はなかなか色っぽかった。その上ちょいと剽軽な所は、兼好ならでは。
世話焼きの叔父さんを登場させ、全体に滑稽味の濃い中身に仕上げていた。

兼好『磯の鮑』
タイトルを「与太郎の女郎買い」とでもした方が分かりやすいかも。
仲間から担がれて「女郎買いの先生」から指南を受けた与太郎が、教えられた通りに吉原で登楼するのだが、万事がちぐはぐで、とんだ失敗に終わるというもの。
兼好が演じる与太郎がやたら可愛らしい。ニンのネタだ。

かい枝『算段の平兵衛』
いかにも上方落語らしいえげつなさと滑稽さが同居し増幅しあった筋立て。
一歩間違えると陰惨な噺になりかねないが、かい枝の高座は米朝を思わせる様な快適なテンポと鮮やかな登場人物の演じ分けで、この大ネタを堪能させてくれた。

内容は省略するが、二人とも巧みなマクラで観客を引き込んでいた手腕は、さすがだ。

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