« 「通し狂言 増補双級巴―石川五右衛門―」(2018/12/14) | トップページ | 恵比寿まめかな寄席(2018/12/19) »

2018/12/18

パリ管弦楽団「田園」ほか(2018/12/17)

ダニエル・ハーディング指揮
パリ管弦楽団
ヴァイオリン:イザベル・ファウスト
日時:2018年12月17日(月) 19時
会場:サントリーホール 大ホール
<   曲目   >
ベルリオーズ:オペラ『トロイアの人々』より「王の狩りと嵐」
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 Op.68 「田園」

かつては名曲喫茶というのがあった。クラシックのレコードを聴きながらコーヒーなどを飲むという喫茶店で、店名はたいがい「田園」だった。この曲が、数あるクラシックの中でも最も愛されてきた証拠だろう。
CDでは何度も聴いているがライブでは初めてで、
「田園」は交響曲としては珍しい5楽章からなり、第1、第2、第3-5楽章は続いて演奏される。
各楽章について、次のような標題が付されている。
1.「田舎に到着したときの愉快な感情の目覚め」
2.「小川のほとりの情景」
3.「田舎の人々の楽しい集い」
4.「雷雨、嵐」
5.「牧歌 嵐の後の喜ばしい感謝の気持ち」
楽器編成は次の通り。
・ピッコロ 1、フルート 2、オーボエ 2、クラリネット 2、ファゴット 2
・ホルン 2、トランペット 2、トロンボーン 2
・ティンパニ
・弦5部

やはり第1楽章が素晴らしい。主題の動機が転調しながら繰り返される独特のメロディーに陶然とさせられる。
第2楽章では、弦楽器による小川のせせらぎや、小鳥のさえずりが表現される。
第3楽章では一転して管楽器が活躍し、第4楽章ではティンパニの連打や管弦楽器の激しい演奏により風雨や稲妻の閃光を暗示され、第5楽章では牧歌的な風景が描かれ静かに閉じる。
感動した。
指揮者のダニエル・ハーディングは、札幌公演のおりに雪で転倒して怪我をしたようで、車椅子で登場し座ったままの指揮だったが、舞うようなスタイルの指揮ぶりが印象的だった。

もちろん、ヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリン:イザベル・ファウスト)も素晴らしかった。
優雅な響きに酔ってしまった。
やはり音楽もライヴでなくっちゃ。

|

« 「通し狂言 増補双級巴―石川五右衛門―」(2018/12/14) | トップページ | 恵比寿まめかな寄席(2018/12/19) »

音楽」カテゴリの記事

コメント

こっちのほうがよかったかもしれない、でもなかなかチケットが取れないのでしょうね。

投稿: 佐平次 | 2018/12/20 08:26

佐平次様
私は芝居もクラシックも安い席でしか見ないので、この日もオケの後方席でしたが、指揮者の表情が良く見えたのと、目前の前の演奏者の動きも掴めました。
「田園」が単なる田園風景を描いたものではなく、より内面的でドラマチックな作品であることが認識できました。

投稿: ほめ・く | 2018/12/20 11:57

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 「通し狂言 増補双級巴―石川五右衛門―」(2018/12/14) | トップページ | 恵比寿まめかな寄席(2018/12/19) »