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2018/12/05

テアトル・エコー「おかしな二人」(2018/12/4)

テアトル・エコー公演156 
ニール・サイモン追悼公演「おかしな二人」
日時:2018年12月4日(火)14時
会場:恵比寿エコー劇場
作:ニール・サイモン
訳・演出:酒井洋子
<  CAST  >
安原義人:オスカー
根本泰彦:フィリップス
落合弘治:スピード
上間幸徳:マレー
後藤敦:ロイ
松原政義:ヴィニー
RICO:グウェンドリン
薬師寺種子:セシリー

過去12回ニール・サイモン作品を上演してきたテアトル・エコーが、今年8月26日に亡くなったニール・サイモン追悼公演として今回「おかしな二人」を上演。

あらすじ。
スポーツ記者のオスカーは離婚して気ままな新生活を満喫中。ズボラで部屋は散らかり放題だが全く気にならず今夜も友人たちとのポーカーで盛り上がる。そこに仲間の一人、フィリックスが妻に別れを告げられ憔悴して転がりこんできた。だらしがなくて妻に去られたオスカーと几帳面すぎて妻に離婚を言い渡されたフィリックス。性格は反対でも同じ境遇のもの同士、オスカーはフィリックスを誘い一緒に暮らし始めたのだが、二人の新生活は波乱が絶えない。
ある日、オスカーが上階に住む後家と離婚したばかりの姉妹(ポッポちゃん)に目を付け、一夜を過ごそうと企てるが、フィリックスのためにオジャンになる。いよいよ我慢が出来なくなったオスカーはフィリックスを家から追い出すのだが・・・。

ジーン・サックス監督、ジャック・レモン, ウォルター・マッソー出演の映画は何度か観たが、舞台は初めてだった。
とにかく面白く、2時間半の上演中は笑い通しだった。ニール・サイモン作品の最高傑作というだけでなく、すべてのコメディの中でも最高の作品だと思う。
オスカーやブリッジ仲間は潔癖症のフィリックスを疎ましく思うのだが、いざ彼がいなくなると皆が真剣に心配する。この戯曲は男同士の友情の物語だ。
フィリックスがポッポちゃんたちに別れた妻や子供たちの思い出を語ると、ポッポちゃんたちも貰い泣きしてしまう。彼女たちも死別あるいは離別した亭主たちを思い出したのだ。
オスカーにしても、乱暴な口とは裏腹に別れた家族のことが忘れられない。
そうした人間の持つ温かさがこの芝居全体に通底しているから、観客は腹の底から笑えるのだ。

出演者も主役の安原義人を始め、この公演に対する意気込みを感じた。個々の演技はもちろんのこと、全員のチームワークでニール・サイモンの世界を創り出していた。

公演は12日まで。

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