大相撲は年四場所制に戻したら
先日、NHKの大相撲中継をみていたら、画面上方にニュース速報で、「嵐」が2020年末に解散というテロップが流された。「嵐って、なに?」と家族に訊いたら、男のアイドルグループとのこと。これって公共放送が緊急で知らせる様な事柄なのかね。なんでも紅白歌合戦の司会もしていたようだが、ここしばらく観ていないので知らなかった。
NHKといえば、報道番組と大相撲と、BSでたまに中継するプロ野球の阪神戦ぐらいしか観ない。これであの受信料は高すぎるね。
さて、その大相撲初場所だが、関脇の玉鷲の初優勝に終わった。優勝も凄いが、入門以来一度も休場したことがないというのはもっと偉い。玉鷲や貴景勝といった押し相撲が活躍していることは喜ばしい。
しかし、反面今の大相撲には課題も多い。
先ず、力士に怪我が多いことだ。十両以上でサポーターやテーピングなどを一切してない力士は数えるほどだ。まるで怪我人相撲大会だ。
その影響か、横綱がちょっと負けがこんで来ると直ぐに休場する。横綱が千秋楽まで顔を揃えることは稀になってしまった。怪我をしたから休場するんじゃなくて、怪我をしないために休場している。
大関はといえば、上がってきたころは威勢が良かったが、いざ昇進すると一場所置きに勝ち越せばいいという意識になるせいか、およそ覇気のない取り口になっている。
初場所も13日目以降の取組では、素人にもはっきりと分かる「無気力相撲」が目立った。星勘定に目安がついてくると、怪我をしないように安全運転になるから無気力に見えてしまうのだ。
本場所に足を運んでくれる観客に失礼極まりない。
今は連日の大入りで相撲協会はホクホクだろうが、こういう状態を放置していれば、いずれしっぺ返しを食らうことになる。
金儲けしか考えていない協会や、しょせんは利益代表に過ぎない横綱審議会では、自浄作用は期待できない。
そこで提案だが、本場所を年四場所制に戻したらどうだろうか。
年六場所だと本場所と本場所の間が1ヶ月しかない。これでは怪我の治療や身体のケアが不十分になる。そうして中途半端に出場してはまた怪我をするという悪循環に陥っている。
間に2ヶ月あれば治療やケアもだいぶ楽になるだろう。
その代わり
・横綱が2場所以上連続休場する場合は、公的医療機関での診断書提出を義務づける。
・大関はスリーアウト制度、つまり大関在位中に負け越しが3回になったら関脇に降格させる。降格直後の場所で10勝以上の成績を上げたら大関に戻れる制度は存続させる。
こうすれば、上位陣がピリッとした好取組が期待できるだろう。
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賛成です。
そうすれば季節感も出て来ていいですね。
投稿: 佐平次 | 2019/01/30 10:18
佐平次様
かつて本場所は春夏秋冬(大相撲では初場所)の四季の名で、それぞれの季節に開催されていました。年に4場所で十分でしょう。
投稿: ほめ・く | 2019/01/30 16:45