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2019/02/10

「児童虐待死事件」あなたならどうする?

千葉県野田市で小学4年生の栗原心愛さん(10)が、父親らによる虐待で死亡した事件は、連日ニュースやワイドショーなどでとりあげられている。
この事件に対する学校や教育委員会、とりわけ児童相談所の対応について厳しい批判がなされている。この点についてはどの局のどのコメンテーターも意見は一緒のようだ。
それは正論には違いないのだが、もしあなたがあの時の児相の職員だったら、果たしてどういう処置をしていただろうか。
もちろん、今の時点では何とでも言えるだろうが、事件が予知されていない段階であったら、あなたならどうする?

2017年度の全国児童相談所における児童虐待相談対応件数は、速報値として13万3778件(前年度比1万1203件増)で、統計を取り始めた1990年度から27年連続で増加している。
虐待による死亡人数は49人に達しており、野田市の様な悲惨な事件がほぼ毎週起きていることになる。
一方、児相の職員数は、2015年度に全国の児相が対応した虐待件数は10万件超と10年間で約3倍に増えたが、児童福祉司の人数は約1・5倍の増加にとどまっている。
人員不足が深刻なのだ。
人材が育つには6~7年かかるが、経験が3年以下のワーカーが4割を超えているという。
職員の勤務実態も過酷で、日々何が起こるかわからない緊張感と忙しさでへとへとで、緊急呼び出しもあって睡眠時間まで削っているという。
更に追い打ちをかけているのは、虐待をしている親たちからの罵倒や脅しだ。
大声で怒鳴られたりすれば、身の危険さえ感じるだろう。
こうした状況に堪えられず退職に追い込まれる人も少なくないという。

今回の事件で、児相の職員の過失をせめることは簡単だ。
しかし、上記の現状を変えなければこれからも栗原心愛さんの様な悲劇は繰り返されるのは避けられない。
児童虐待を阻止するためには、行政と司法が一体となって取り組まねばならないし、その前提として私たち一人一人が自分の問題として捉えることが必要だろう。

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コメント

全国で14万件ある児童虐待を一か月で緊急安全確認を行うと安倍が云った由。
一日5千件!どういう点検をするのか!

投稿: 佐平次 | 2019/02/11 09:56

佐平次様
今回の事件の原因追及があまりに現場の過失に向けられ過ぎていると思います。
メディアも、もっと突っ込んだ取材をすべきでしょう。

投稿: ほめ・く | 2019/02/11 16:38

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