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2019/03/03

「花形演芸会」(2019/3/2)

第478回「花形演芸会」
日時:2019年3月2日(土)18時
会場:国立演芸場
<   番組   >
前座・春風亭一猿『商売根問』
春風亭一左『普段の袴』
神田松之丞『吉岡治太夫』
北海翼『奇術』
古今亭文菊『転宅』
―仲入り―
春風亭一朝『短命』
宮田陽・昇『漫才』
桂吉坊『胴乱の幸助』

弥生の時期に入り暖かい日が続く東京、2月の国立演芸場「花形演芸会」はトリに上方の桂吉坊とあって、こいつぁ春から・・・と、いそいそ出向く。

前座の一猿、ここの所よく顔を見る。ということは期待されているんだろう。達者な感じだ。

一左『普段の袴』、このネタは普段の寄席で、一之輔のものが耳慣れているせいか、印象が希薄だ。

松之丞『吉岡治太夫』、今や人気絶頂で、女性客の中にはこの人目当てが多かったようだ。
『寛永宮本武蔵伝』のうち『吉岡治太夫』、但し武蔵は出てこない。かつて武田の家臣だった吉岡治太夫が京都で道場を開き、ただ一人の門弟が受けた屈辱を晴らすため卜部藤蔵の道場に乗り込み、卜部をさんざん打ちのめす。
どうやらこの吉岡治太夫の息子が後に清十郎となり、有名な武蔵との決闘となるらしい。
松之丞の良さは、講談をエンターテインメントにした点だろう。いわゆるマニアだけでなく、講談を初めて聴く人でも楽しませる術を心得ている。
落語にせよ講談にせよ浪曲にせよ、みな大衆芸能だから、一般大衆に受け容れられなけれが生きていけない。

北海翼『奇術』、和風手妻だ。技術は左程とも思えぬが見せ方が上手い。

文菊『転宅』、この人らしく丁寧に演じ楽しませてくれた。そろそろあの嫌味なマクラは卒業したらどうだろうか。

一朝『短命』、お馴染みの艶笑噺で軽く笑わせる。

陽・昇『漫才』、この日は『芝浜』をネタにした漫才だったが、とにかく可笑しい。いま、東京の漫才師でこのコンビが一番面白いと思う。

吉坊『胴乱の幸助』、上方の大ネタに挑んだが、良い出来だった。この噺のポイントの一つは、五目の師匠が弟子に『お半長』の帯屋の段の冒頭を一節語る場面で、吉坊の高座ではこれがサマになっている。高座が締まるのだ。
浄瑠璃を実話と取り違える幸助と周囲の人との会話のずれを巧みに演じて見せた。

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コメント

「転宅」。泥棒が膳に出た酒の残りを飲む場面、どうりでうまく騙る女が泥棒に惚れた演技をする場面。
松岡修造並みの文菊のさわやかさでそこが出せたんでしょうか?実は一度聞いたことがあるんですが、そのへんは印象にありません。

福様
文菊の演じ方は、爽やかというよりは色年増の雰囲気でした。この噺の肝心な点は、強がっている様に見えて、実はお菊は怖くて仕方無かったんです。文菊はここをちゃんと描いていました。

「お半長」を見てからだと一段と面白かったことでしょう。

佐平次様
吉坊の語り、なかなか堂に入ってましたよ。

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