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2019/07/21

三田落語会「小里ん・白酒」(2019/7/20)

第58回三田落語会「小里ん・白酒」
日時:2019年7月20日(土)13時30分
会場:文化放送メディアプラスホール
≪  番組  ≫
前座・柳家小はだ『寿限無』
柳家小里ん『蜘蛛駕籠』
桃月庵白酒『お茶汲み』
~仲入り~
桃月庵白酒『馬の田楽』
柳家小里ん『青菜』

7月20日に行われた宮迫博之と田村亮の二人による謝罪会見が話題になっている。二人ともTVで見た事がある程度で、人気のお笑いタレントだそうだ。
ことの経緯は、二人とも所属する事務所を通さずに仕事を受けて報酬を得たこと、その時の客が「反社会的勢力」と言われる人たちだったことが問題視され、吉本興業から契約を解除された模様だ。サラリーマンでいえば、会社を首になったということ。
会社を通さずに仕事を受けたという点については、本人たちとの契約がどうなっているのかが不明なので可否の判断はできないが、実態としては以前から行われていたようだ。
問題は、相手の客が「反社会的勢力」(暴力や威力、あるいは詐欺的な手法を駆使し、不当な要求行為により、経済的利益を追求する集団や個人の総称)であった場合、掣肘を受けねばならないかという点だ。
芸人には特定の事務所に属さない人も大勢いる(東京の落語家の大半がそうだ)。個人営業の人たちが、予め客の素性を調べて仕事を選ぶなんて出来っこない。
世間も芸能界のこうした問題には大目に見るべきだろう。

第一、吉本興業自身が、そんな綺麗な会社なのか。吉本がここまでのし上がってくるには、反社会勢力の力も与ってきたことは想像に難くない。
いや、現在は違うというなら、中田カウスを厚遇しているのはどういう分けだろうか。カウスの人脈を吉本が利用できてるから黙認しているのか。
今回の件で、吉本は自らの体質を露呈してしまった。

マクラが長くなってしまったので、そろそろ本題に。
もし私がプロの落語家でネタを習うとしたら、迷わず柳家小里んに教えを請う。この日の2席もそうだったが、本寸法、楷書の芸だ。
佇まいも喋りも、5代目小さんによく似てる。だが、大きな違いがある。それは芸人としての愛嬌だと思う。
生意気なことを言うようだが、そこが小さんとの決定的な差だろう。

白酒の1席目『お茶汲み』
白酒は三田落語会の顔といってもいいだろう。この会が中断していた時期を除けば毎年出演している。
本寸法の古典を演じながら、現代の観客にも受け容れられている貴重な若手だ。大衆芸能である落語は、先ずお客に受けない事には話にならぬ。
白酒のもう一つの特長は、廓噺を得意としていることだ。吉原なんて、演者も観客も知らない世界のはずだが、この人の噺を聴いていると、何となく吉原のイメージが湧いてくる。

白酒『馬の田楽』
一転して、田舎者と子どもが主役のネタ。どちらの描写も白酒にとっては自家薬籠中のもの。
登場人物それぞれの演じ分けも巧みで、好演。

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