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2019/07/12

恵比寿まめかな寄席(2019/7/11)

「恵比寿まめかな寄席」7月公演 昼の部
日時:2019年7月11日(木)14時
会場:恵比寿・エコー劇場
<  番組  >
柳家寿伴『宿題』
三遊亭萬橘『時そば』
どぶろっく『歌ネタ』
柳家喬太郎『夜の慣用句』
~仲入り~
坂本頼光『血煙り高田馬場』
林家あずみ『三味線漫談』
桂文珍『スマホでイタコ』

「恵比寿まめかな寄席」には何度か足を運んだが、この会場での開催は今回で終了、次回は別の会場でファイナルを行うようだ。
この会でしか会えない芸人もいて貴重な存在だっただけに残念。

寿伴『宿題』
稽古不足だったかな。

萬橘『時そば』
最初のソバ屋の所でスベってしまい、会場がシーンとなる場面もあった。翌日のソバ屋の場面では盛り返して受けていた。最初の日の客は兄いで、その手口を弟分に教えて翌日・・・、という独自の演じ方。翌日のソバ屋の場面で食い終わった客が「さっき、よそで不味いの食ってきたから」に、ソバ屋が「えっ、うちより?」と返すギャグは秀逸。

どぶろっく『歌ネタ』
初見。演目を何と書いていいのか、漫才でもないしコントとも違うので「歌ネタ」とした。かなり売れてる人気者の様で場内は盛り上がっていたが、私には最後まで面白さが分からなかった。こっちの感性なのか、相性が悪いのか。
たまにTVでお笑い番組を見ることはあるが、過去に面白いと思ったのはサンドウィッチマン、東京03と中川家ぐらいで、他は総じてつまらなかった。年かね。

喬太郎『夜の慣用句』
お馴染みの池袋ネタのマクラから、これもまたお馴染みの本題へ。なにせ数ある新作の中でも名作ですからね。この日が鈴本の夜トリ初日で、そっちで頭が一杯と、チラリと本音も。

頼光『血煙り高田馬場』
活弁を寄席芸にした功労者だ。言われて気が付いたのだが、音楽は本人が編集して入れたもので、無声映画には音楽も入ってないもんね。
映画は1928年制作のもので、主演は大河内傳次郎で、私が知った頃は『丹下左膳』をよく演じていた。「シェイハタンゲ、ナハシャゼン」の決めセリフが有名だった。ご存じ「喧嘩安兵衛」を演じて、脇役に若き日の「ばんじゅん」こと伴淳三郎が出ていたのがご愛敬。

あずみ『三味線漫談』
進歩しつつあるのは認めるが、「伊勢音頭」で♪尾張名古屋はヤンレー城でもつ♪の所で音を外すようじゃ、まだまだ。

文珍『スマホでイタコ』
時事問題など採り上げながら、いつの間にかネタにつなげるマクラは巧みだ。上方落語界では上から8番目の年齢に達したそうで、7人見送ればトップに立てる、「7人の弔い」。
スマホにイタコのソフトを入れるとあの世と繋がり、師匠の文枝(良い方の文枝と言っていた)とも会話ができる。「亡くなった先輩たちも極楽寄席で活躍している。さっきジャニーさんが通っていった。談志は地獄だからここにはいない」。そんな会話をしているうちに本人がスマホの中に入ってしまい、気が付けばあの世に着いていたといったストーリー。
ネット版『地獄八景』ともいうべき趣きであまり新鮮味はないが、面白く聴かせていた。

 

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寄席・落語」カテゴリの記事

コメント

上方落語は苦手ですが、文珍には並々ならぬ力量を感じます。
知的な噺の運びぶり、また、風貌からは想像のつきにくい太い声。
何度も咀嚼して高座にかけたんだろう、と思わせるものがあります。

投稿: 福 | 2019/07/12 06:36

福様
文珍は長い間TVでMCをしていたので、トークの技術を磨いたものと思われます。感覚の新しさもこの人の特徴です。

投稿: home-9 | 2019/07/12 09:12

「良い方の」とか「ここにはいない」なんていうのもそれですか(苦笑)
また、太い声の裏側には伝統的なモノ、ちょっとやそっとじゃ動かないものを合わせ持つ感じもあります。

投稿: 福 | 2019/07/13 06:53

福様
文枝は文珍が継いだほうが正解だっと思います。古典を演らない人には相応しくないのでは。

投稿: home-9 | 2019/07/13 08:07

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