« ポンちゃんの快気祝い | トップページ | 国立8月上席(2019/8/5) »

2019/08/04

大手町落語会(2019/8/3)

第56回「大手町落語会」
日時:2019年8月3日(土)13時
会場:日経ホール
<  番組  >
柳家わさび『茗荷宿』
三遊亭天どん『消えずの行灯』
三遊亭白鳥『豆腐屋ジョニー』
~仲入り~
柳家喬太郎『池袋スナックランドぞめき』  
柳家さん喬『へっつい幽霊』

「大手町落語会」の8月公演、過去のプログラムを見ると、トリはさん喬の大ネタに喬太郎の新作を軸に、扇辰らの古典という組み合わせになっている。今回も軸は変わらなかったが、前方が円丈門下の新作2本という構成。

わさび『茗荷宿』
今秋、真打に昇進の様だ。とりとめのないマクラをダラダラと振ってネタに入ったが、こういう噺はもっとリズムよく運ばねば。

天どん『消えずの行灯』
古典に『本所七不思議』というネタがあり、その中に『消えずの行灯』という噺がある。夜道を歩いていると屋台のソバ屋の灯りがある。行ってみるとソバの道具が揃えてあるのに主人がいない。変だなと思って家に帰ると、その後は必ず凶事が起こるという。
これを基にした新作の様で、若い男女が主人のいない屋台で勝手にソバを作っていると・・・、というストーリー。
大して面白くなかった。

白鳥『豆腐屋ジョニー』
弟子の頃、先輩から浅草演芸ホールに近い三平ストアに買い物にいかされた思い出からネタに。
店の売り場を争うジョニーという豆腐と、マーガレットというチーズ、敵対する両者の切ない恋心。そこに貴族のマロニーが加わり・・・、というストーリー。
ラブロマンスとハードボイルを組み合わせた新作という触れ込みだったが、ストーリーより専らクスグリで笑いを取っていた。

喬太郎『池袋スナックランドぞめき』
古典の『二階ぞめき』をベースにして、若旦那の道楽を吉原から池袋スナックランドに置き換えた新作。
中身は、お馴染みの池袋と立ち食い蕎麦の蘊蓄を集めたもので、どこかで聴いたことのある話ばかり。新作としては安易だ。
仲入り前が新作2本だったので、今回は古典で良かったのでは。

さん喬『へっつい幽霊』
いかにもさん喬らしいキッチリとした高座で最後を締めた。
ただ、このネタは3代目三木助や談志の名演に見られるように、江戸前のスカッとした喋りが欲しい所。これは好みの問題だけどね。

トリを除けば、「大手町落語会」の看板が泣くぜ。

|

« ポンちゃんの快気祝い | トップページ | 国立8月上席(2019/8/5) »

寄席・落語」カテゴリの記事

コメント

わさび、脱力感と虚弱キャラ、という点では喜多八を想像させます。
ただ、喜多八は聴かせるところはびしっとしめることができたので、そのへんでしょうか。

投稿: 福 | 2019/08/04 06:45

福様
脱力と間延びは違います。この日のわさびは緊張のせいもあるのか、調子が上がらなかったようです。

投稿: home-9 | 2019/08/04 08:15

私もこの会に行っておりました。前方2人は専ら睡眠タイムで目が覚めたら噺が終わっていました。仲入り後の喬太郎までが新作でくるとはびっくりでした。寝床、船徳かちりとてちんのような古典でくるか、新作でも古典色の濃い鬼背参りがかかればよかったのにと思ってましたが、こういうときもあるかと割りきりました。

投稿: ぱたぱた | 2019/08/07 22:36

ぱたぱた様
おっしゃる通りで、こういう時もあると諦めるしかありません。周りには喜んでいた方もいましたし。

投稿: home-9 | 2019/08/07 23:17

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ポンちゃんの快気祝い | トップページ | 国立8月上席(2019/8/5) »