「ポイント、ポイント」って、やかましいわい!
10月1日からの消費税10%増税を控えて、近ごろやたら眼につくのは「ポイント」と「カード」だ。
日ごろ使っているスーパーでも、チェーン店独自のカードを作るようしつこく勧誘してくる。他のカードに比べポイント還元率が高いというのが売りこみの言葉だ。もちろん、一切無視している。
10月1日から2020年6月30日までの9カ月間は、政府が主導する「キャッシュレス・消費者還元事業」が実施されるが、対象は主に中小企業で5%や2%のポイント還元を上乗せするもの。
チェーン展開している店舗の場合、直営店だと大手企業に分類されるが、フランチャイズ店舗の場合は中小企業に分類される店舗があるなど、ややこしい事この上ない。こうした混乱を避けるために、大手フランチャイズ各社では、どこのお店でも2%の還元が行える様にしている。
これに軽減税率や、外食と持ち帰りで税率が異なるなど、結果として実質税率が、3%、5%、8%、10%に分かれる結果になってしまった。
こうした政府の政策は、消費税増税に対する不満への「目くらまし」に過ぎない。
ポイントは買わなけりゃ貯まらないし、ポイントが使えるのは買い物するときだけだ。
こんな小手先のやり方に対抗するには、買い控えが有効だ。
消費税を上げたら景気が悪くなることを、政府に実感させねばならない。そうしないと、消費税はこれから際限なく上がってゆくことだろう。
日常的に買い物をしている方ならお気付きと思うが、増税に先取りするかのように、既に日用品の価格がどんどん上がっている。
ポイントに釣られることなく、賢い消費行動が求められる。
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