入船亭扇遊が紫綬褒章を受章
突然ですが・・・。
入船亭扇遊が秋の紫綬褒章を受章した。
昨年の芸術選奨に続いての受章だ。
当ブログの記事でも再三にわたり、「今もっとも観ておくべき噺家」として扇遊をとり上げてきたので嬉しい。
世評が高く落語ファンには人気が高い人でも、芸がピークアウトしてっしまっていたり完全な安定期に入ってしたまった人は、それなりに面白いが心が動かされることはない。
そこいくと、扇遊は今が旬である。
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扇遊はシュアな三番打者を連想します。
噺の運び方、話す速度が自然で、深刻ぶらず、さりとて浅くもならず、聴いていていい気持になり、江戸の風が柔らかく吹いてくるようです。
投稿: 福 | 2019/11/06 06:35
福さん
野球に例えるなら6番か7番を打つ渋いバッターだったのが、気が付けばクリーンナップを打っていたというのが扇遊の印象です。
投稿: home-9 | 2019/11/06 18:51
前にも書きましたが、身の丈を満喫しているようにみえますね。
実は血みどろの努力をしているのかもしれないけれど。
投稿: 佐平次 | 2019/11/07 10:51
佐平次さん
扇遊は色んな意味で人柄が高座に現れるタイプの人だと思います。
投稿: home-9 | 2019/11/07 17:23