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2019/11/16

「あの出来事」(2019/11/15)

シリーズ”ことぜん”Vol.2「あの出来事」
日時:2019年11月15日(金)14時(上演時間:1時間40分)
会場:新国立劇場 小劇場 THE PIT
脚本:デイヴィッド・グレッグ
翻訳:谷岡健彦
演出:瀬戸山美咲
<  キャスト  >
南果歩:クレア(合唱団の指揮者)
小久保寿人:少年、他
《合唱団》
秋園美緒、あくはらりょうこ、石川佳代、カーレット・ルイス、笠原公一、かとうしんご、鹿沼玲奈、上村正子、木越凌、岸本裕子、小口舞馨、小島義貴、櫻井太郎、桜庭由希、Sunny、白神晴代、菅原さおり、杉山奈穂子、鈴木里衣菜、武田知久、谷川美枝、富塚研二、中村湊人、松浦佳子、南舘優雄斗、柳内佑介、山口ルツコ、山本雅也、吉岡あきこ、吉野良祐

「あの出来事」とは、2011年7月22日にノルウエーで起きた、死者77人、負傷者200人以上を出した爆弾・銃乱射事件だ。犯人は極右思想を持ったキリスト教原理主義者で、反移民、反イスラム主義を掲げていた。
本作品は、上記の事件を題材にして書かれた戯曲である。
【あらすじ】
合唱団の指導者を務めるクレア。彼女の合唱団には、移民や難民など、さまざまな立場の人たちがいた。ある日、練習中に突如入ってきた少年が銃を乱射し、多くの人が亡くなる。団員が殺されるのを目の当たりにしたクレアは、それ以来、魂が分離したような気分になってしまう。
クレアは、犯人の少年がなぜこの様な犯罪を起こしたのかその原因を探るため、少年の親や知り合いを訪ねる。
クレア自身も事件の影響で不眠症に悩み情緒不安定になり、パートナーや友人との間に齟齬や対立が生じる。
やがて、クレアは犯人の少年を毒殺しようとするが・・・・。

イギリス人の作者は、ノルウエーの事件の第一報を聞いたとき、一緒にいた幼い息子から「どうして、こんな事がおこったの?」と訊かれ、それが本作品を書くきっかけになったようだ。
今、何か自分と異なるものを極端に排除するような傾向が強まり、それが大量殺人のような事件を引き起こす原因となっている。
また、こうした事件は加害者のみならず、被害者やその周辺の人々の精神や生活にも多大な影響を及ぼす。
この演劇が上演される意義はここにあると思う。
役者が二人だけで、30人の合唱団が芝居に参加するという特異な舞台は、かなり実験的だ。
公演は26日まで。

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