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2020/01/07

新春国立名人会(2020/1/6)

「新春国立名人会」
日時:2020年1月6日(月)13時
会場:国立演芸場
<  番組  >
太神楽曲芸協会『寿獅子』 
古今亭菊之丞『長短』
瀧川鯉昇『粗忽の釘』
桂竹丸『代脈』
おぼん・こぼん『漫才』
桂米助『猫と金魚』
―仲入り―
ナイツ『漫才』
入船亭扇遊『一目上り』
伊藤夢葉『奇術』
柳家権太楼『代書屋』

寄席の初席というのは顔見世で、持ち時間が極端に短く内容も乏しいのだが、国立は比較的中身があるので今年も落語の幕開けは「新春国立名人会」にした次第。高座の上手には鏡餅と角樽が置かれ、獅子舞と共に正月の雰囲気だ。
顔ぶれは落語協会と芸術協会から各4名、漫才協会から1名という構成。

各人の演目については特に解説の必要はないだろうから省略するが、落協と芸協の差の大きさが目立った。落協の4名は短い持ち時間ながらもちゃんと1席にまとめて見せたが、芸協の方は鯉昇を別にすれば手抜きと言って良い。例えば米助、芸協の看板であるにも拘わらず10年1日のごとく長嶋と「晩ごはん」のエピソードだ。全く進歩がない。米助も竹丸もそれぞれネタを演じたが、いずれも3-5分程度でサワリをちょいと披露しただけ。
そこいくと落協の菊之丞、扇遊、権太楼はネタをきちんと演じてみせた。ただ権太楼の『代書屋』は、トリを除いた寄席での当たる確率は80%位で、些か飽きてきたね。
漫才のおぼん・こぼんとナイツだが、97歳で現役最高齢芸人である内海桂子の話題が完全にかぶってしまった。
まあ、初席はこんなもんかな。

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コメント

この日の演目を検討すると、貴顕の高雅な振る舞いにあらずして、
非力で要領の悪い庶民の失敗談が落語ですね。
志の輔のいう討ち入りに参加しなかった赤穂浪士・・・
さて、『一目上がり』は大好きな話で、作者の並々ならぬ教養を感じます。
そこはそれ扇遊のこと、さぞかし、と推察します。

福さん
『一目上り』は」いわゆる前座噺に分類されていますが、登場人物が多くその演じ分けも必要なので容易なネタではありません。そこは、さすがの扇遊の高座でした。

今年もよろしくお願いいたします。さて、当方1月3日の新春国立名人会に出向きました。演目は以下の通りでした。
  寿獅子/若山胤雄社中
  一目上がり/柳家三三
  音楽漫談/ペペ桜井 のだゆき
  親子酒/柳家喬太郎
  漫才/鈴風にゃんこ金魚
  結婚相談所/昔昔亭桃太郎
  仲入り
  やかん/春風亭柳橋
  薮井玄意/笑福亭鶴光
  ボーイズ漫談/東京ボーイズ 
  子別れ/三遊亭遊三
前半が落語協会、仲入りからトリまでが落語芸術協会、三三の一目上がりは、時間が少ないながらも面白かったです。その他はまあまあかなと思いましたが、仲入りの桃太郎は結婚相談所か金満家族か春雨宿、トリの遊三はトリの場合、ほとんどが子別れなので手抜きではないけどネタのバリエーションが少なくてどうだかなと思った次第です。

ぱたぱたさん
こちらこそ宜しくお願い致します。3日目もなかなかだった様ですね。初席はこんな所なんでしょう。

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