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2020/03/21

「たま」に良いことを言う

安倍政権によるメディア統制が酷くなっているようだ。
HBOによれば、言論誌『月刊日本 4月号』では、新型コロナウイルスについての発信を続けている医師・医療ガバナンス研究所理事長である上昌広氏による下記の様な衝撃的な告白を掲載している。
<―:上さんは医師・研究者としてテレビに出演し、安倍政権の新型コロナウイルス対策に警鐘を鳴らしてきました。しかし最近、圧力を感じることがあったそうですね。
上昌広氏:先日、某局のディレクターから「上層部から『安倍政権の批判は控えてほしい』と言われている」と釘を刺されるということがありました。新型コロナの問題で、メディアの自主規制が働いていると感じました。
現在は海外メディアからの取材依頼が増えています。理由を聞くと、「日本には独自の意見を自由に発言する医師や専門家がほとんどいない。政府から独立している専門家を起用したいと思い、『誰か該当する人はいないか』と尋ねると、あなたの名前が上がることが多かった」と話してくれました。
「政府から独立している」というのは、政府とは関わりがないということです。確かに政府と関わりのある専門家は立場上、政府の見解と異なる意見を言いにくい。しかし私にはそういうしがらみがないので、研究者として正しいと思ったことを自由に発言することができます。そういう事情で私に声がかかったり、かからなかったりするのだと思います。>

上記の様に、政府から独立した感染の専門家が自由に発言したり、政府の方針を批判したりするのを政権は統制している。
例えば、情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)が3月4日に放送した内容について、厚労省が番組名を挙げて名指しで批判したものの、その後「訂正したい」と反論を撤回するという騒動があった。
こういう事が続けばメディアが委縮したり忖度したりすることを見越しているのだろう。

こうした風潮について、東京新聞3月20日付文化娯楽欄で、笑福亭たまが次の様に書いている。
<一斉休校やイベント自粛の政府の要請について「今は戦時中と同等だから国民一致団結してこの国難を乗り越えるべきだ。根拠とか言わずに安倍首相についてゆこう」みたいなことを言う人がいてビックリした。「今が戦時中」やなくて「その考え方が戦時中や」としか思えない。第二次世界大戦の反省を全く生かしていない。科学とか論理とか根拠を無視する姿勢は国難を乗り越えるどころか、「玉砕でも構わない」ことになる。>
まさに正論である。
毎度のことながら、「たま」に良いことを言うではなく、「たま」は良いことを言う。

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コメント

たまの発言、私もよしとして読みました。

佐平次さん
たまは、独演会のマクラでも鋭いことを言ってます。

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