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2020/03/15

あの田崎だけじゃない、安倍「取り巻き」記者たち

「我らが宰相は屡々(しばしば)、一部の新聞記者と酒席を囲む。お眼鏡にかなう面々であることは言うまでもなかろう。」と書いているのは、月刊誌「選択」3月号に掲載の河谷史夫だ。
例えば、1月11日の「首相動静」にこんな件(くだり)があったと言う。
<東京・京橋の日本料理店『京都つゆしゃぶCHIRIRI京橋店』。
曽我豪・朝日新聞編集委員
山田孝雄・毎日新聞特別編集委員
小田尚・讀賣新聞東京本社調査研究本部客員研究員
島田敏男・NHK名古屋拠点放送局長
粕谷賢之・日本テレビ取締役執行委員
石川一郎・テレビ東京ホールディングス専務取締役
政治ジャーナリストの田崎史郎
と食事>
主要なメディア(フジ・サンケイGが含まれていないのが意外な気もするが)の記者らを網羅しており、安倍としては彼らの影響力を計算したものだろう。
会食はおよそ3時間に及んだとみられれが、中身は一切表沙汰になっていない。
この時期といえば、年末から安倍首相の「桜を見る会」が自分の後援者たちを税金で接待したという疑惑で、年末から国会で追及され続けていた時期だ。自民党総裁の四選をどうするかというテーマもあったし、中国の新型インフルエンザ感染が拡がっていた時期でもあった。
筆者の河谷は、朝日の曽我豪が自身のコラムで触れてくれることを願って投書し、それは「声」欄に掲載された。
「メディアは権力者を監視するために不即不離の姿勢で臨み、客観的な目を持つことが必要だ。特定のメンバーだけが定期的に首相と会食するのは、記者の基本的な姿勢に疑問を抱かせる。私はダメだと思う。」
「なぜ、首相との会食が必要なのか。費用の負担はどうなっているのか。そしてどんな話をしたのか。読者として知りたい。」
「ぜひ書いて欲しい。曽我編集委員、期待しています。」
しかし、その後も曽我のコラムには一言もこの件に触れなかったそうだ。
訊かれても答えないのは安部そっくりだと筆者は言う。

かくして、安倍のメディアコントロールは深く静かに潜航しているのだ。
首相との親密な関係を嬉々としてTVで語る田崎の方が、未だ可愛いく見える。
朝日新聞もここ数年で論調が次第に変わってきた。6年前に例の従軍慰安婦の記事を掲載した辺りから、政権に配慮したような記事が増えてきた。
かつては朝日にも、臆せず、奢らず、高ぶらず、常に批判精神を持して政治家に接した記者がいたそうだが。
今は昔の物語。

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コメント

朝日をやめて毎日にしました。
いくらか、まし。

佐平次さん
「朝日よ、お前もか!」っていうところです。

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