フォト
2024年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
無料ブログはココログ

« あゝ麗はしい距離(ディスタンス) | トップページ | 寄席の唄(上) »

2020/11/16

第67回「上方落語会」(2010/11/15)

第67回「上方落語会」
日時:2020年11月15日(日)14時
会場:横浜にぎわい座 芸能ホール
<  番組  >
桂華紋『道具屋』
桂文鹿『紙相撲風景』
『出演者によるトーク』
  《仲入り》
桂雀太『代書』
桂佐ん吉『火事場盗人』

横浜にぎわい座の第67回「上方落語会」は2019年の各種受賞者のメンバーを揃えた旬な顔ぶれ。
お目当ては、初見の桂華紋。

華紋『道具屋』
2010年 桂文華に入門
2019年 第6回NHK新人落語大賞を受賞
確かに上手いし高座に華がある。『道具屋』はちょうど漫才のボケとツッコミに似た会話で構成されているが、このツッコミの「間」がとても良い。このネタでこんなに笑ったのは久々だ。

文鹿『紙相撲風景』
1994年 桂文福に入門
2019年 第14回繁昌亭大賞奨励賞を受賞
お馴染み『相撲風景』を本人の趣味である紙相撲に置き換えたネタ。子ども遊びとは異なり、本場所から番付まである大人の趣味とのこと。大相撲の蘊蓄満載で、とりわけ力士の形態模写が面白かった。上方にはこうした一芸のような人がいるのが強味だ。

『出演者によるトーク』では、コロナ前後で繁盛亭の客層が変わってきたとのこと。東京の寄席ではどうだろうか?

雀太『代書』
2002年 桂雀三郎に入門
2016年 NHK新人落語大賞を受賞
2019年 文化庁芸術祭賞新人賞を受賞
風貌のせいもあるかも知れないが、芸はもう若手というより中堅に近い印象。
『代書』は大師匠の枝雀に比べ人物のデフォルメを抑え気味にして演じていたが、最後に「ポーン!」と爆発させてサゲた。

佐ん吉『火事場盗人』
2001年 桂吉朝に入門
2011年 文化庁芸術祭賞新人賞を受賞
2015年 NHK新人落語大賞を受賞
2019年 国立演芸場花形演芸大賞金賞を受賞
ネタは小佐田定雄作の創作落語。
京都で空き巣に入ろうとして火事騒ぎに巻き込まれた泥棒、店の主人が慌てて女の赤ん坊を入れたつづらを奉公人と間違えて泥棒に渡してしまう。家に帰ってつづらを開けると中から赤ん坊が出てきて驚く泥棒夫婦。焼け跡を訪ね歩き親を探すのだが見つからず、そうこうしている内に夫婦は自分たちの子どもとして育てる決意をし、自宅を堺に引っ越しやがて18年が経つ。今は泥棒の足を洗って職人になった男が、娘を連れて京都の誓願寺に。寺の前の茶店で、娘が買い物に行っている間に、そこの主人の身の上話を聞きいていると、火事の時の店の主人であることが分かる。男は娘を本当の父親に返そうとするが、主人は今まで通り娘を育ててあげてと頼む。去ってゆく二人を見送る主人に娘が近づいてきて、一言「お父ちゃん」。娘は事情を察していたのだ。
前方の雰囲気からガラっと変わって人情噺風の展開だったが、佐ん吉の高座はそれぞれの人物を演じ分けていて惹き付けられた。

4人の実力派による競演、結構でした。

« あゝ麗はしい距離(ディスタンス) | トップページ | 寄席の唄(上) »

寄席・落語」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« あゝ麗はしい距離(ディスタンス) | トップページ | 寄席の唄(上) »