2020年「演芸佳作選」
当ブログの恒例として年末にその年に聴いた演芸で優れたものを選び、「My演芸大賞」として発表してきたが、今年はコロナや自身の健康状態から演芸会に行く機会が少なかったので、2020年「演芸佳作選」として印象に残った高座を紹介する。
以下に演者、演目、月日、会の名称の順に記す。
瀧川鯉昇『ふたなり』1/12「究極のバレ噺Ⅱ」
笑福亭たま『ベッパーラッパー』1/13「笑福亭たま独演会」
桂吉坊『帯久』1/16「桂吉坊・春風亭一之輔 二人会」
古今亭志ん五『子は鎹』1/18「花形演芸会」
入船亭小辰『木乃伊取り』2/4「春風亭正太郎・入船亭小辰」
桂かい枝『星野屋』2/15「西のかい枝・東の兼好」
蜃気楼龍玉『お久殺しから土手の甚蔵』2/16「真景累ヶ淵」
柳亭左龍『名刀捨丸』2/22「花形演芸会」
春風亭一之輔『柳田格之進』2/26「春風亭一之輔 独演会」
桂文我『紺田屋』3/4「桂文我・桂梅團治 二人会」
古今亭志ん輔『お直し』11/7「にぎわい座名作落語の夕べ」
桂佐ん吉『火事場盗人』11/15「上方落語会」
古典をそのまま演じて奥の深さを感じさせたもの(鯉昇、吉坊、志ん五、小辰、一之輔、志ん輔)、珍しいネタを披露したもの(龍玉、左龍、文我)、新作を演じたもの(たま、佐ん吉)、それぞれが持ち味を発揮して好演だった。
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二人会の小辰、正太郎は「黒門亭」で知りました。
落語協会ビルの2階の小さな座敷で喬太郎、三三、白酒が聴けるのですが、
そのとき口を真一文字に結んで立ち働いていた前座たちが今花開こうとしています。
二人とも、正統派の呼び声が高く、楽しみな存在です。
投稿: 福 | 2020/12/28 07:20
福さん
正太郎は来年真打昇進の予定ですし、小辰は飛び級で真打にしてもいい実力を備えています。
投稿: home-9 | 2020/12/28 08:11