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2020/12/17

菅政権が目指す「公安国家」

月刊誌「選択」12月号に、菅首相による学術会議の会員任命の裏側について記事が載っている。この問題はメディアのとり上げ方も下火になっている感があるが、今後の我が国の将来に大きな影響を与えるものだ。
それは従来、安全保障問題は主に外交関係が担ってきたが、安倍政権からは内政の分野に拡げた。
具体的には、公安出身の北村滋内閣情報官(当時)が警察組織をあげて「安全保障関連法」や「共謀罪法」などに反対意見を表明したり影響力のありそうな人物を洗い出し、それを杉田和博官房副長官に上げ、菅官房長長官(当時)が決済していた。この「杉田・北村ライン」の特長は、あらかじめ反対しそうな人まで排除しようとしたことだ。

菅は国会答弁でも任命拒否した人は6人中5人しか知らないと言っているが、実際の人選は杉田によって行われたことも国会で明らかにしている。
その杉田が後日オフレコではあるが、「安全保障など重要な政府方針への反対運動を先導する恐れが懸念される人物は公務員に任命しない」と明言しているとのこと。狙いは明確である。
杉田の言語録は社会部記者の間では伝説化されているようで、政府に不利な記事を書いた記者を一人一人暗がりに呼び出して、「何をしたのか分かってるんだろうな。番記者は長官を守るのが役目だろう。お前は裏切った。ただじゃ済まんぞ。」と恫喝した。
また、記者らとの酒席では「悪いことをする奴は、まともに聴いたって口を割ることがない。生爪をはがすくらいのことをしなきゃ自供なんて取れないよ」と言って、居合わせた記者たちを絶句させた。
まるで戦前の特高顔負けの意識の持ち主だ。

「菅・杉田ライン」が目指すのは、管理監視型社会だ。「選択」では、菅政権が進めている「社会全面デジタル化」政策もその流れだと警告している。これには中国というリッパなお手本があるではないか。
10月28日付け毎日新聞には「首相の特高貌が怖い」という見出しが載ったが、顔は男の履歴書。
これからは国民の側が「菅・杉田ライン」を監視せねばなるまい。

 

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