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2021/02/05

「落語」は不要不急か

2021/2/5付東京新聞に笑福亭たまが「不要不急の線引き」というタイトルのコラムを書いている。「不要不急の外出は控えるように」というお達しがもう1年近く続いているが、落語はそれに該当するだろうかという問題提起だ。多数決をとれば恐らく不要不急に区分されてしまうだろう。落語に限らず全てのエンタメはある人にとっては必要だが、他の人にとっては不要なものだ。落語ファンにとっては寄席や落語会に行くことは決して不要不急ではない。
かくいう当方も、「いま落語に行くことはないでしょう」という家族の声(多数意見)に押されて二の足を踏んでいるのだが。
たまによれば、当初は落語会を中止や延期するケースが多かったが、今では感染防止対策をとりながら開催することが増えてきたとある。噺家は始めの頃は「俺たちは不要不急だから」と自虐的だったが、今は「俺たちは必要なんだ!」と叫んでいる気がするとも。
噺家にコロナの感染者が出たことで、都内の定席が一時休席になったり、鈴本演芸場は3月20日まで休席という事態になっている。
心配なのはこのまま廃業する寄席が出はしないかという点だ。1950年~1970年にかけて多くの寄席が姿を消し、今は都内の定席は4軒だけになってしまった。落語界にとってそれだけは避けたいしファンとて同じ思いだ。
一部に落語をオンライン配信する試みがあるようだが、どれほどの意味があるだろうか。全ての公演は舞台と客との共同作業と言えるが、落語はとりわけその色が濃い。客が不在ではまともな芸が披露できるとは思えない。たまが「百回の稽古より1回の本番」と言ってるのも、そういう意味だろう。
自粛も我慢の限界にきているので、3月に入ったら落語を聴きに行こうと思っている。

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寄席・落語」カテゴリの記事

コメント

我がことながら吃驚。
寄席は昨年の1月の浅草、それから行っていません。
初席ゆえ馬風、市馬、志ん橋、三平などが漫談でテンポよく進めました。
一之輔「初天神」で金坊が親父を「旦那!」と呼んだのが初笑いでした。

福さん
私も初席をパスしたのは何年ぶりでしょうか。3月の新真打披露には行けるようにしたいと思っています。

元気な人はできるだけ寄席に行ってください。私が行けるようになるまで持ちこたえさせてやってください。

佐平次さん
この先何年元気でいられるかと思うと焦ります。河豚は食いたし命は惜しし、です。

私も、今年はまだ寄席、落語会に行っておりません。
不要不急・・・難しいテーマですね。
人それぞれに違うのでしょう。
とにかく、命あっての娯楽でもあり、仕事でもある。
最優先は、健康で毎日生きることなのかと思います。

小言幸兵衛さん
コロナで先が見えない世の中、何を優先するか難しい問題ですね。

ご無沙汰しております。勤務先からも不要不急の外出を自粛するようにとの通達が出ており、なるべく落語に行くのを控えております。といっても我慢できず、昨年夏に2回、12月に2回行きましたが。今年は花形演芸会が2月に2回あったので行ってきました。好き好きはあると思いますが伸びざかりの若手の芸は観ていて楽しいです。

ぱたぱたさん
上り坂の芸、円熟した芸、それぞれに楽しみがありますが、私も若手の芸が好きです。

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