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2021/03/17

やっぱり武田総務相とNTT社長は会食していた

週刊文春によれば、武田良太総務大臣が大臣就任後の昨年11月11日に、NTTの澤田純社長と会食していたようだ。
場所は、東京・パレスホテル内にある日本料理店「和田倉」。澤田社長とNTTドコモ独立社外取締役の遠藤典子氏、武田大臣とJR東海の葛西敬之名誉会長が同席していた。
NTT関係者が次のように証言している。
「2019年12月18日にNTTグループが運営する迎賓館『KNOX』で澤田社長と遠藤氏が、JR東海の葛西氏と小菅俊一副社長らを招き、接待していました。この日の和田倉での会合は、返礼として葛西氏側がセットしてくれたものです」
では、なぜそこに武田氏が現れたのか。
「武田大臣を連れて行ったのはNTT側です。遠藤氏は週刊ダイヤモンド副編集長を経て、2016年6月にNTTドコモの社外取締役に就任。澤田氏の覚えがめでたい一方で、武田大臣とも以前から関係が深いと聞いています。葛西氏と武田大臣は面識がなかったそうです」(同前)

会食の有無について尋ねると、国家で武田大臣は「私は国民の皆さんから疑念を招くような会食に応じることはありません」と答弁し、NTT澤田社長も「上場企業の社長としては、個別の会食の有無については控えさせていただく」と答弁し、会食の事実確認に応じない姿勢を貫いてきた。中でも武田大臣は、壊れた蓄音機のように同様の答弁を再三繰り返し、度々国会が紛糾してきた経緯がある。
今回の会食の有無について、JR東海に尋ねると「事実でございます」(広報部東京広報室)と回答した。

会食の11月11日は、NTTとドコモの命運を左右するTOB(株式公開買い付け)の真っ最中。9月29日に澤田社長はドコモの完全子会社化を発表し、翌日からTOBを推し進めていた。史上最大と言われる4・2兆円規模のTOBが完遂されたのは、会食の6日後の11月17日だった。NTTのトップと子会社化の渦中にあったドコモの社外取締役は、TOBの最中にNTTの事業計画などを認可する立場の総務大臣を会食していたのだ。

武田総務相が繰り返していた「疑念を招くような会食に応じることはない」という答弁も理屈に合わない。疑念を招くかどうかは本人が判断することではない。過去の数々の不正でも本人が自主的に認めたことなど一度もない。外部の報道や調査によってのみ明らかにされてきた。
武田総務相は直ちに辞職すべきだ。
また、会食の場で具体的な政策を話題にしていないと言い張るケースが多いが、もともと大臣や高級官僚と社長との会食でそんな話題が出るわけがない。会食して挨拶を交わすことが重要で、具体的な進め方は担当者ベースで進むものなのだ。「世間話をしただけ」なんてバカな言い訳をした元総務相もいたが、その「世間話」が大事なのだ。
この件でもう一つ注目すべきは、ドコモの社外取締役が同席していたことだ。
社外取締役とは、外部の視点により企業経営のチェック機能を果たす役割を持つとされているが、実態は全く異なることは今回のケースを見ても分かる。
むしろ社外取締役制度は、官僚の天下りに格好の場を与えてしまった。「仕事は少なく」「実入りは多く」「責任は限定的」と、こんなオイシイ話は他にないのだ。

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