政府としての覚悟が感じられぬ菅首相の会見
本日午後8時から菅首相の記者会見が行われた。4都府県への緊急事態宣言の発出に関する会見だ。
しかし、内容は専ら国民に対するお願いばかりで、政府として政権としての覚悟が全く感じられないものだった。こういう姿勢なら、国民の側も本気になれない。
例えば、今回の宣言が効果を発揮しなければ、東京五輪は中止とするといった判断があるかと思ったが、それも否定していた。
大幅に遅れたワクチンの接種について、ここに至っても明確なスケジュールを示すことさえ避けてしまった。
変異種が激増しているコロナ対策にも何ら新たな対策が示されず、医療の切迫している状況にも特段の手立てがなく、何を訴えようとしたのか不明だ。
小池都知事の会見も相変わらず他人事(ひとごと)の様だった。いつまで経ってもTVキャスター気分が抜けないのだ。出てくるのは、その場の思い付きばかり。こちらも都知事としての覚悟は皆無だ。
こんな姿勢では国民の都民の共感は得られない。
こういうリーダーしか持っていない我々は不幸である。
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